人気の多肉植物【カネノナルキ】の育て方総チェック!花が咲かない時は?

Last Updated on 2022年7月2日 by Taichi

気温が5℃を切る、となると…

今日の気温5℃~11℃
11月中旬にしてもう年末並みの寒さ!寒い!
明日の朝は4℃になるそうだ…(°°;)サムッこうして気温が5℃を切る、となると園芸家はあわてがち。

今朝は、霜にあたると枯れ死するカネノナルキ(金のなる木)を屋内に取り込んだ。

カネノナルキってジツは…

カネノナルキ(金のなる木)というのはもちろん通名。本名(和名)はフチベニベンケイ(縁紅弁慶)で、
園芸名カゲツ とも。
この植物を「フチベニベンケイ 縁紅弁慶」と呼ぶ人はおそらく誰もいないだろうけど。

正式名称

学名:クラッスラ・ポルツラケア(英:Crassula portulacea)
そう、カネノナルキは多肉植物クラッスラの仲間なのだ。

例えば我が家のクラッスラは…
クラッスラ ファルカータ=【神刀】

クラッスラ カピテラ【火祭】

そしてこのクラッスラ ポルツラケア=【花月(カゲツ)】


この全く似ていない3種類のクラッスラ。共通項は何なんだ?

要するに、クラッスラとは?

クラッスラ 言葉の意味は【分厚い】
要するに、クラッスラ=葉の分厚い連中ということか。

この分厚い葉と茎に水分を蓄えるので乾燥に強く、
その一方で霜が降りると水分が凍てついて枯死してしまう。多肉植物ならではの体質ですね。

(^^)ナルホド

この生き残っているカネノナルキには、しっかりと育ってもらいたい。

【カネノナルキ】の育て方チェック

【カネノナルキ】とは

【学 名】Crassula portulacea
【和 名】カネノナルキ カゲツ
【科・属】ベンケイソウ科クラッスラ属
【原産地】南アフリカ
【開花期】12~2月

12月の【カネノナルキ】開花期は、冬

12月の【カネノナルキ】開花期は、冬

【特徴・草姿・草丈】
草丈は50cm~3mほど。成長すると茎がしっかりと太くなって幹のようになるので、多肉植物というよりも寧ろ観葉植物の扱いになることが多い。
耐暑性が強い一方、耐寒性はイマイチ。霜に当たったらアウト。
冬に白や淡いピンクの花を楽しめます。

【カネノナルキ】の育て方

置き場所・環境

カネノナルキは、日光のよく当たる風通しの良い場所で育てることが大事。真夏の直射もOK。日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
また、多肉植物ですから基本的に湿気は苦手、風通しよく乾燥気味に育てるのも大事なポイント。

【カネノナルキ】風通しの良い日向に置いて育てましょう

【カネノナルキ】風通しの良い日向に置いて育てましょう

用土

水はけのよい用土を。多肉植物の専用土推奨。通常の園芸土にパーライトや軽石など混ぜるのは効果的。
粒の壊れやすい安物の土NG🧐100均の赤玉土は不良品が多いので要注意。ピートモスは論外。

水やり

●真夏は、ほぼ断水
●冬場も、ほぼ断水
●春秋は、乾いたら数日置いてから、たっぷり。

土が変なものでなければ、自分の勘で上記に基づいて水やりすれば失敗はしないでしょう。

肥料

春~秋に固形肥料を。カネノナルキはじめ多肉植物たちは、さほど肥料を欲しがらない。

植え替え

真夏(7~8月)と冬場(11~2月)は植え替え無理です。4~5月と10月が適期。
植え替えの時に、根腐れしていないか要チェックです。根腐れしている部分はこの際除いてしまって、残った根っこの部分を日陰で乾かしてから新しい鉢に植え付けましょう👍️

剪定・切り戻し

適期は4月~10月。スペースがあるなら放任が良いと個人的には思いますが…

増やし方

挿し木推奨。剪定・切り戻しをした枝の切り口を日陰で乾かしてから土に挿すと高い確率で発根します。
葉っぱをもぎ取って鉢土に置いておく(葉挿しする)と、勝手に生えてきますけどね😅

花を咲かせるコツ

    • 冬~春までは屋内の日当たりで管理。
    • 夏場の水やりを抑える。
    • 梅雨明け~お彼岸(9月下旬)まで、水やりを控える
    • 冬場、屋内に取り込んでも窓辺でよく日光に当てる。できれば日中は屋外に出す。
  • 冬場の水やりは、ほぼなし。(月2くらい?)

水やりの鉄則【かわいたらタップリ】に慣れてしまっているだけに…コレはコレでややこしい(^^;)
12月の地味な開花を楽しみにしてるよ~ん\(^^ )

うまく育ちますよう…
植物fan.Taichi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。