名バイプレーヤー?【スターチス】の育て方チェック

Last Updated on 2019年7月3日 by Taichi

奥さんに【スターチス】ってわかる?と聞くと、あぁあの切り花のヤツね、って返ってきた。

スターチス@大阪梅田

スターチス@大阪梅田

【スターチス(リモニウム)】はドライにしても色褪せないので、ドライフラワーとして人気の花。切り花からそのままドライにする人が多いんだろうな🤗どこでどう育っているんだろう。

【スターチス】とは

【学 名】Limonium sinuatum(リモニウム シンナツム)
【和 名】花浜匙(ハナハマサジ)
【英 名】Statice、Limonium
【別 名】宿根スターチス、チーススターチス(Statice)の語源
ギリシア語の「statizo(止める)」から名付けられたそうで、スターチスが薬草として下痢止めに用いられてきたことに由来するそうです。
なお「スターチス」という名称はイソマツ属の旧名で、現在の正式な学名は「リモニウム(Limonium)」です。

【科・属】イソマツ科 イソマツ属
【原産地】ヨーロッパ 地中海沿岸
【開花期】5~6月
【特徴・草姿・草丈】
色とりどりな部分は、蕚(がく)であって花ではないです。スターチスの花は、その蕚の中の小さな白い花。花を守る蕚の方が華やかな、不思議なキャラなんです。
スターチスは茎が大きく広がり、花(萼)数も多いので花束にボリュームが出しやすく、存在感のある脇役としてコーディネートしたり、気軽に日常家庭で楽しんだり、仏花としても重宝されます。
スターチスは1本の草姿でかなり広がりますので、花の向きを考えていくつかに分けて束ねるとまとまりやすいでしょう。

スターチスの育て方

【スターチス】高温多湿、酸性土を嫌う

【スターチス】高温多湿、酸性土を嫌う

置き場所・環境

スターチスは、乾燥気味で日当たりのいい場所を好みます。一方で高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土や場所に植えつけて育てます。

用土

水はけがよい肥沃な土を好みます。酸性土を嫌うので、植え付け前に用土1リットル当たり2gの苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。

水やり

乾いたらたっぷり💦。露地植えは基本的に不要。肥料
それほど肥料好き、肥料食いではありません。寧ろ肥料やりすぎで徒長してしまうことを心配すべきかと。
元肥として、植え付ける土に緩効性の固形肥料を混ぜ込みます。そして鉢植えには、2~5月に同様の肥料を与えるか、薄めた液体肥料を2週に1回水やり代わりに与えます。

植え付け・植え替え

根を切ることを嫌うので、本葉が2枚程度の小さな苗のときに、根を切らないように注意してポットに鉢上げし、植えつけの際にも根鉢をくずさないことが大切です。

剪定・切り戻し

開花期の5~7月は、こまめに枯れた花や葉を株の周りから取り除いていきましょう。枯葉や終わった花をそのままにしておくと、蒸れや病気の原因となります。

増やし方~スターチスは種蒔きで増やせます。

種まきから育てる

☆花茎が自然に茶色になってきたら刈り取って乾燥させると種が採取できます。
☆種蒔きの適期は、9月〜10月です。
☆種蒔きの際の用土は赤玉土かバーミキュライト単体を使い、発芽するまでは乾かさないようにしておきましょう。
☆種は毛に包まれているのをそのまま蒔くと発芽しにくいです。ですので種と砂をしっかりと混ぜて揉むことで毛を切り取るようにしましょう。

●種をばらまき、薄く土を被せる
●土が乾かないように水やりをして管理すると、3~5日で発芽する
●本葉が2~3枚になったら、生育のよい苗だけを育苗ポットに1つずつ植え替える
●土が乾かないように引き続き水やりをして管理し、週1回ほど薄めた液体肥料を与える
●本葉が5~10枚に育ったら、鉢や地面に植え替える

うまく育ちますよう…
植物fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。