Last Updated on 2023年5月29日 by Taichi
悲恋の尼寺 つつましやかな草庵
祇王寺は竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵で、『平家物語』にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られております。
(祇王寺HPより)
何より、そのつつましやかな草庵の【苔庭】を拝見したくなりまして。
アクセス方法は色々
阪急嵐山駅から祇王寺まで、徒歩で30分ほどかかります。
9月の中旬といえど昼間の残暑が結構キツいので、午後イチの時間に30分歩くのはツラい。
そこで一計。嵐山駅そばのバス停から28番のバスに乗って『嵯峨釈迦堂前』まで行き、そこから歩くことに。それだと徒歩14分くらいです。
コロナ禍のシルバーウイーク。行楽を我慢していた人々が一気に噴き出した感じで、嵐山・渡月橋周辺は人がいっぱい!大混雑でした。
さて、バスを降りて嵯峨釈迦堂を過ぎますと、一気に閑散としてきました。
通りに掲示してあった地図で行き方を確認して落ち着いた普通の町ん中?を歩いていきます。
所々に町屋風の食事処などがありますが…祇王寺に到着。
拝観料300円を払って中へ。
山裾の草庵らしい、落ち着いた世界が…
スギゴケ、ヒノキゴケ
この祇王寺の苔庭には数種類の苔が生えているのですが、いい感じなのが
スギゴケ、ヒノキゴケ
の2種。
スギゴケは、まさに無数の杉が山を覆うが如く庭を染めています。
それに対してヒノキゴケは、波打ち水しぶきをあげる海原のようです。
仰ぎ見れば、アオモミジ
蹲の水音も美しく、耳を和ませてくれる。
仰ぎ見れば、9月のアオモミジも十分美しい。
紅葉の頃にはさぞかし美しかろう…
楽しみです。
京都嵯峨野・祇王寺をあとにして
嵐山までの道のりを楽しみました。
植物fan.TaiChi
祇王寺
〒616-8435 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
参拝時間は、9:00~16:30(受付終了)
関連記事
京都・祇王寺の帰りに、ふらっと蕎麦を