Last Updated on 2019年7月2日 by Taichi
少年時代の【風あざみ】を探したくなる…
先日、NHKの音楽番組『SONGS』で【井上陽水】を特集していた。もうアーチスト生活50年になる天才のインタビューと楽曲を織り混ぜての放送。
私は幼少の頃から陽水の大ファンで、特にあの人を食ったような語り口が大好きだ。
名曲【少年時代】について
陽水曰く、
『オニアザミ(鬼あざみ)があることは知ってた。だから、風あざみもあるだろうと思ってしまった。
本当にあるかどうか調べようかとも思ったが、そのまま歌った。』
これが陽水独特の語りの、真骨頂。
どこか出鱈目で、ところがスゴく的を得ているような、深い話をされているような、未来を予見しているような…
![丈夫で、どこにでも生えてくるオニアザミ](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2019/07/dsc_10256048715730924494664.jpg)
丈夫で、どこにでも生えてくるオニアザミ
そもそもオニアザミは、どちらかと言えば嫌われものの部類に入る植物だと思う。
特に外来のものはトゲだらけで要注意。
夏が過ぎ風あざみ
誰の憧れにさまよう
青空に残された
私の心は夏模様
昔々、俳優の黒田勇輝さんが田川という街…確か陽水の故郷…に、『風あざみ』を探しに行くという
ややシュールかつノスタルジックなVTR取材を行っていた。
そんなことを大真面目にやっても違和感がないのは、それだけ『風あざみ』の存在感があの歌の中でスゴいのだ。
この際、夏の終わりに咲き始める花に
是非是非『風あざみ』の名前をつけてほしいのだが如何だろうか?
植物fan.TaiChi