面白い!クリスマスローズの育て方《常識・非常識》

Last Updated on 2018年11月29日 by Taichi

クリスマスローズの世界展へ行ったゾ

先日訪問した【クリスマスローズの世界展2017】


イベントの中で、ローズアドバイザーとしておなじみの有島薫さんが「まだまだあります。クリスマスローズの常識・非常識」というタイトルで講演会を開かれました。パンフレットによれば…以下の記述が。

【有島さんはローズアドバイザーですが
クリスマスローズも大好きであることは有名です。
著書で紹介されていることにかぎらず、クリスマスローズと触れ合う日常の中で、
実はこんなことが育て方での常識・非常識になるかも?ということを、
映像を交えながらわかりやすくお話しいただきます。】

ということで、聞いてみました。面白かった!!!!

※以下、とりあえずメモしたものを書き起こした備忘録ですから、乱筆乱文、若干のニュアンスの違い等はお許しを!

有島さんは、普通の人と違うクリスマスローズの育て方をしている。要するに自己流、なのだろう。
その中で皆様の育て方にも反映できて
役に立つことがあるかも?というお話。

今回のコンテストで最優秀賞を受賞した方の非常識

香りが抜群らしい此のクリスマスローズを育てた方は、クリスマスローズの種から1年で花を咲かせる!?そうだ。採取した種を冷蔵して、11月に植えて1月植え替える…回転が早ければ良いというものでもないらしいので、試行錯誤を細かく繰り返して結果新しい手法を開発。

クリスマスローズの植え替え

今日ここに持ってこられている展示物も、1週間ほど前に植え替えたばかりのものだそうだ。

要するに、植え替え時期は自由なのだ、という持論。ご本人的に一番適している植え替え時期は、3月半ば~4月半ば勢いが良いこの時期に植え替えた方が、花数が増えるのだそうだ。
秋の植え替えでは、芽数が増えない。

そもそも『何で秋に植え替えるのか?』明確に理由を答えられる人はいない…秋は生産者がヒマだから?笑

植え替えの時に、根はバンバン切る。が、しっかり湿らせておく。

摘花(花を切る)は3月

地際でカットすればよい。よく地際から2~3センチ茎を残してカットせよ、とあるが二度手間になるだけ。

置き肥と液肥

11月~12月半ばが肥料強化期間。そこからは惰性
3月半ば~5月半ばの肥料も大切(来年のため)。
6月~10月は肥料を与えない。

古葉切り

3月半ばには新葉以外バッサリ切る。
そうすると、5月まで葉がしっかり出てくる。

1年中、直射日光

クリスマスローズは、たかだかキンポウゲ科の宿根草。めちゃめちゃ丈夫だから日向で安心して育てている。葉を枯らしてでも栄養を蓄えているのだ。

原種って何?

交配を繰り返しているから、そもそもどれが原種か厳密にはわからない。交配種も、DNA鑑定すると同じ扱いになるものが結構出てくるらしい。自生種と交配種、の分け方が良いのでは?

有島さんは、クリスマスローズは丈夫なんだから、もっと自分と自分の庭にあったクリスマスローズの育て方があるのだということをおっしゃっていたのでは?と思います。含蓄のある講演、ありがとうございました。

植物男子TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。