独特の南国情緒を味わえるピンクの花【セルリア】の育て方チェック

Last Updated on 2022年6月11日 by Taichi

【セルリア】はヤマモガシ科ならではの花姿

南アフリカ原産の【プロテア】と同じヤマモガシ科の【セルリア】。
ヤマモガシ科ならではの個性的な花姿が人の目をひきます。
このセルリアは【セルリア”フロリダ”】という品種だと思います。

セルリア"フロリダ"

セルリア”フロリダ”

別名、ブラシング・ブライトともいう。中でも有名なものはセルリア・フロリダという種類。Wikipedia

別名のブラシング(ブラッシング)・ブライト(ブライド)というのは…

英名でBlushing Brideと言われている。この意味は、頬を染めた花嫁といわれブライダルに用いられることも多い。イギリスの故ダイアナ妃のブライダルブーケとしても使用された。Wikipedia

“頬を染めた花嫁””恥じらう花嫁”という意味なんですね。

キンググプロテアと同じヤマモガシ科の【セルリア】

キンググプロテアと同じヤマモガシ科の【セルリア】

一見、花びらのように見える部分は実は【総芭片(そうほうへん)】で、中央の部分が本来の花の部分にあたります。ハナミズキやドクダミの『白い花びらにみえる部分』と同じですね。

【セルリア】とは

学 名:Serruria florida

セルリアの由来は、オランダの植物学者:James Serrurier(ジェームズ・セルリエル)や、フランスの植物学者:J.Serrurier(セルリエ)と考えられている。Wikipedia

和 名:セルリア
英 名:Blushing Bride
科・属:ヤマモガシ科セルリア属
原産地:南アフリカ
草 丈:70~150cm
開花期:12月~翌4月
花の大きさ:
耐寒性:△
耐暑性:△
耐陰性:△
花言葉:「ほのかな思慕」「可憐な心」「優れた知識」など。

【セルリア】 4月のガーデンにて

【セルリア】 4月のガーデンにて

【セルリア】の育て方

環境

セルリアは乾燥したやせ地で育ってきた草花。日当たりを好みます。
冬~春が花の時期ですが寒さにもそう強くないので真冬は室内推奨。最低気温が5℃くらいになったら夜間は室内に取り込んだ方が安全です。

用土

水はけのよい用土を選びます。

水やり

乾かし気味推奨。

肥料

肥料は少な目で。
3月~9月の秋分の頃まで、2週間に1回液体肥料を与えます。リン酸の少ない液肥推奨。9月下旬~12月は肥料は必要ありません。
12月頃、つぼみが確認できたら9月下旬まで与えます。

植え付け・植え替え

花後・梅雨前の5月推奨。

切り戻し

花後には、高さ10㎝くらいまで枝を切り戻す。

【セルリア】園芸家の評判は?

ネイティブ系の植物(南アフリカ植物も含めて)はとにかく、どこから仕入れて来たかは分かりませんが、あらゆる植物が過湿に注意!という刷り込みがなされているようでして、セルリアも例に漏れず「水は少なめに」と勝手に思い込んでいる方が多いように感じます。

植物fan.Taichi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。