ベランダ&キッチンハーブなら【ルッコラ】西洋の”春のナナクサ”のひとつですが育てるなら秋が最適!

Last Updated on 2022年11月19日 by Taichi

地中海ハーブのひとつ【ルッコラ】

【ルッコラ】は元々、地中海沿岸が原産の食用ハーブ、
主にイタリア料理に使われてきたものですが今は幅広く使われていますね。

西洋ハーブの代表格【ルッコラ】

西洋ハーブの代表格【ルッコラ】

ルッコラの別名は【キバナスズシロ】で西洋版・春のナナクサのひとつです。

イタリアやフランスなどでは、ムスクランという7種のベビーリーフミックスが食されています。いわば西洋版「春の七草」で、味や歯触り、葉形などを楽しみます。ルッコラ、エンダイブ、エスカロール、レタス、トレビス、マーシュ、タンポポが一般的です。

日本の春のナナクサに”スズシロ”がありますが、スズシロは大根の別名、ルッコラ(キバナスズシロ)とスズシロは同じアブラナ科です。

【ルッコラ】は栄養も触感も素晴らしい!

「ルッコラ」といえば、サラダに使われているのをよく目にしますよね。
英名では”ロケットサラダ”ともいわれています。
私もルッコラを育てている間は、朝の水やりついでにほどよい大きさ・形になった葉っぱをちぎっては朝食のサラダに混ぜてます。
シャキシャキの食感・辛味もゴマの風味も大好物で食欲をそそります!

【ルッコラ】がいいのは秋・11~12月

【ルッコラ】を収穫しやすいのは秋・11~12月です。
その理由は…

◎アブラナ科のルッコラはアブラムシがつきやすい植物。
他にもアオムシ、ヨトウムシ、コナガなどルッコラにどんどん虫が寄ってきます。

◎ルッコラの発芽適温・生育適温は15〜20度

◎ルッコラはタネを蒔いてから収穫までの期間は
・春秋蒔きで30~40日
・夏蒔きで、25~30日
・晩秋蒔きで60日以上 …が収穫の目安

…ですので、春に病気虫の被害に遭いやすいルッコラは晩秋から初冬にかけて害虫がぐっと減る時期に収穫を迎えた方が手入れや予防が俄然楽になります。
室内の日当たりで育てれば、季節は関係なさそうですが笑
ルッコラをベランダ栽培している我が家の基本パターンは、遅めの10月に種蒔き→11~12月に収穫を繰り返すことにしています。

【ルッコラ】

【ルッコラ】




【ルッコラ】とは

学 名:Eruca vesicaria
和 名:ルッコラ
英 名:Rocket,Arugula
別 名:ロケット
科・属:アブラナ科キバナスズシロ属(エルーカ属)
原産地:地中海沿岸
草 丈:20~30cm
開花期:2~3月
※ルッコラは、花も食べられます。
耐寒性:◎
耐暑性:○
耐陰性:△
特徴・草姿・花言葉
独特の辛みと胡麻の風味があり、花も葉もサラダなどに利用できるイタリア野菜。




【ルッコラ】の品種・バリエーションは?

ダイコンに「練馬」や「桜島」などいろいろな品種があるように、ルッコラも世界中にたくさんの品種があります。草姿、開帳性、葉色の濃淡、葉の欠刻の深さ、辛味や苦味の強弱など。日本では立性で食味がマイルドな品種が主流です。

【ルッコラ】の育て方

環境

ルッコラは、基本的に日当たりが好きですので日当たり管理が基本。
ですがルッコラは高温多湿が苦手で25度を超えて真夏になると生育が止まりますし寒い時期には生育が鈍ります。
真夏の直射日光は葉っぱを傷めますので半日陰や明るい日陰で育てるか遮光をした方がよいです。
霜にあたると枯れますので、霜が降りるほど気温が下がったら軒下に移動させるか、室内に取り込みましょう。

用土

市販の培養土で問題なく育ちます。
用土を配合するときは、赤玉土7:腐葉土3の基本的配合に有機石灰を少量混ぜるとよいでしょう。

水やり

水やりは基本通りの「乾いたらたっぷり」推奨です。どちらかというと乾かし気味に育てますが、乾燥させすぎると葉が固くなり苦味が強くなってしまう可能性があります。
ルッコラの香りや風味を失わないよう適量の水やりが大切です。

肥料

ルッコラを地植えにする場合は元肥だけで大丈夫。追加の肥料は不要です。
鉢植え・プランター栽培なら生育中に追肥しますが基本的に少量。液肥ならごく薄めで与えましょう。水と肥料を少な目で育てるとルッコラの風味が増しますし肥料が多いとエグ味が出で風味が落ちます。

植え付け・植え替え

ポッド苗を購入した時などは、3~7月か、9~10月に鉢植えや地植えにして育てます。
鉢植えは、6号鉢に3株が植え付けの目安です。
地植えやプランターは、株同士の間隔を15~20cm空けるようにしてください。

収穫

収穫の適期は5月中旬~8月中旬、10月中旬~12月
【ルッコラ】を育てている人は、皆さん収穫して食するのが目的でしょうから、穫り遅れがないようにしましょう。
放置していると葉も茎も硬くなって風味も落ちますので。
ルッコラの風味がお好きな方は、葉の色が濃いほど風味が強いのでなるべく濃いものを収穫しましょう。逆にルッコラの辛味が苦手な方は、若くて茎が細い葉のほうが風味がやわらかいので、好みによって摘み方を変えるのがいいと思います。

病害虫

春~初夏のアブラムシが大敵です。あとはアオムシ類。

◎種を蒔いた時に防虫ネットをかけて予防する
◎発生したら地道に駆除する
◎発生したら薬を使って駆除する

…など方法はいくつかありますが、発生しはじめるとなかなかゼロにはにできなしですし、予防が一番かな、と。或いは私のように、虫の発生時期には育てないようにするという方法も笑

増やし方

種を蒔いて増やします。適期は4~7月上旬、9~10月。
筋まきが基本です。深さ1cmの溝を15cm間隔に作って種をまき、上から軽く土をかけ手で軽く抑えるようにして、水をたっぷりあげます。
少しづつ間引きながら育てるので、筋蒔き時に1cmくらいの間隔で種をまくとその後の間引きが楽になります。、

植物Fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。