Last Updated on 2023年12月2日 by Taichi
別名”マホニア コンフューサ”

【ナリヒラヒイラギナンテン】
近頃、マンションの外構植栽などでもとてもよく見かけるようになった
【ナリヒラヒイラギナンテン】
またの名を
【マホニア コンフューサ】
といいます。
花が減って紅葉の時期になってくると、カワイイ小さな黄花を咲かせてくれます。

【ナリヒラヒイラギナンテン】
メギ科メギ属でヒイラギナンテンの仲間ですが、こちらの方が葉の形が細長くシャープで、かつ葉っぱがより柔らくてしなやかな印象があります。
日本の環境にあいやすいせいか特にローメンテで済ませたいマンションの外構などで人気の低木で、和風・洋風どちらのお庭にも良く合うと思います。
同時期にツワブキが開花しますので、並べて植えてみるのもいいかと思います。
ホソバヒイラギナンテンとよく間違えます
とてもよく似た低木に
ホソバヒイラギナンテン(Mahonia fortunei/Berberis fortunei)があります。
ホソバヒイラギナンテンとナリヒラヒイラギナンテンの違い
●小葉の長さ
ナリヒラ:8〜15cm
ホソバ :7〜12cm
長さだけでは判別がつきません。
●小葉の対となる数
ナリヒラヒイラギナンテンはホソバヒイラギナンテンに比べて葉の幅が狭く、葉が5対以上になります。そのため、複葉が枝垂れていることが多いです。【ヤナギバヒイラギナンテン】という別名があるのもそのためです。

【ヤナギバヒイラギナンテン】の葉
【ナリヒラヒイラギナンテン】とは
学 名:Berberis confusa
和 名:ナリヒラヒイラギナンテン
英 名:Mahonia confusa
別 名:マホニア コンフューサ
科・属:メギ科メギ属
原産地:中国
草 丈:0.4~1.2m
開花期:11月~1月
花の大きさ:
耐寒性:〇
耐暑性:〇
耐陰性:〇
特徴・草姿・花言葉
常緑広葉樹
【ナリヒラヒイラギナンテン】の育て方
環境・用土
多少の日当たりがあって、水はけの良い適湿な場所であれば放任でよく育ちます。
用土は市販の培養土で大丈夫で、よほど合わない限り育ちます。多少乾燥を嫌いますので、庭に植えるときに水ハケがよすぎてからからになる土なら土壌改良しましょう。
水やり
自然雨だけで十分育ちますので特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。
肥料
新芽が伸びる3月の芽出し肥、1月の花後にお礼肥が良いですが、あまり肥料を必要としません。
植え付け・植え替え
新芽が伸び始める前の3月~4月が適期です。
剪定
ナリヒラヒイラギナンテンは成長がゆっくりなので
毎年こまめに剪定する必要はありませんが、
上に伸びる性質が強いので、樹高が伸びてバランスが悪くなったら
花後の1月~2月に剪定しましょう。
葉が密生している上で剪定すると分枝を促してバランスが良くなります
また、成長するに従い下の葉が枯れて幹が古くなった場合は
新芽が付く前の3月に根元から剪定すれば新しい枝が出てくるでしょう。
病害虫
病気はうどんこ病・立ち枯れ病に注意。
特に害虫に弱いということはありませんがアブラムシ・カイガラムシ・ハダニなどに注意しましょう。
増やし方
挿し木で増やせます。挿し木の適期は7月頃です。元気な枝を10cmほど切り取ってしばらく水に浸し、赤玉土などの用土に植え付けます。
【ナリヒラヒイラギナンテン】園芸家の評判は?
玄関先に常緑低木の「ナリヒラヒイラギナンテン」の黄色い花が咲きました!
だんだんと寂しくなる冬のお庭を彩ってくれますね。
本種の和名になぜ「業平」と入っているのかについては、詳しく調べたわけではないですが、美しい容姿をした植物に対して、美男子の代表である在原業平に因んで和名に「業平」とつけることが多いので、おそらく本種もホソバヒイラギナンテンより容姿が美しいということで「ナリヒラヒイラギナンテン」と名付けられたのだろうと思います。
万能でスタイリッシュなマホニアコンフューサは、あなたのお庭で自立すると共に四季折々の綺麗な葉の変化で目でも楽しませてくれること間違いありません。
植物Fan.TaiChi
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