Last Updated on 2023年7月17日 by Taichi
【ランタナ】がいつの間にか、我が家に
ご近所で真夏によく見かけていた、ランタナ。
いつのまにか、我が家に届けられました。
ピンクと黄色のツートンカラーが可愛らしいこの品種は
ランタナ【コンフェッティ】だと思われます。
ランタナはもはや町の至る所で見られるので、もはや雑草扱いされてるのでは?
と思いWikipediaを見てみると
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。特に熱帯~亜熱帯気候の土地では、よほどきちんと管理してないとそこかしこにこぼれ種で増えてしまい、そうした気候の土地では「植えてはいけない花」と言われることさえある。
ランタナ属は中南米や南欧原産の約150種の低木または多年草を含む。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっている。Wikipedia
熱帯では雑草どころではない、という感じですね。
ランタナにとってはこの温暖化時代の日本なんて、どんどん住み心地が良くなりそうですね。
うちに咲いてくれたこのランタナは、しばらく楽しみつつ様子を見ようと思います。
【ランタナ】とは
学 名:Lantana
和 名:ランタナ
英 名: Lantana
別 名:七変化(しちへんげ:ランタナ・カマラ)
科・属:クマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)
原産地:熱帯アメリカ(中南米)ブラジル、ウルグアイ
草 丈:0.3~2m
開花期:5月~10月
花の大きさ:6〜8mm
耐寒性:△✕
耐暑性:〇
耐陰性:△〇
特徴・草姿・花言葉
多数の小花からなる散形花序をつけます。別名のシチヘンゲは、鮮やかな色の花をつけ、その色が次第に変化することに由来します。開花期間が長く丈夫なので国内では鉢物としてよく流通するほか、花壇にもよく利用されます。寒さにも比較的耐え、関東地方以南では戸外でもよく冬越しします。
※散形花序…無限花序の一種で,花序軸の頂端に,ほぼ同じ長さの花柄をもつ多数の花が放射状についている花序。
ランタナの花言葉は、花の色変わりの様子から「心変わり」そして小花がきゅっと集まって咲く様子から「協力」などです。
【ランタナ】の品種・バリエーションは?
世界の熱帯地域で広く野生化している低木のランタナ・カマラ(Lantana camara)と、
やや花と葉が小さいほふく性のコバノランタナ(L.montevidensis)が主な原種です。
それらをもとにさまざまな園芸品種がつくり出されました。
生育形態によって系統を分けると、
・低木状になるもの
・鉢向きのコンパクトなブッシュ状の樹形になるもの
・ほふく性のもの
…などがあります。
ランタナ・カマラ(Lantana camara)
熱帯アメリカ原産で、花色が変化することからシチヘンゲ(七変化)の和名がある品種。
・コンフェッティ
低木状に生育し、ピンクと黄色の複色の花が美しい。
・ブルーミファイ
不稔性(タネをつけない品種)なので、種を作らない分花もちがよくなり沢山の花を咲かせます。
高さは約35cm
・パニックドーム
植えるだけで手間がかからない。株の中もムレない強健種です。
・メガドーム
パニックドームシリーズの姉妹品種で、大輪タイプ。
・バンダナ
非常に分枝がよく矮性でコンパクトな形をしたシリーズです。ワインレッドの「チェリー」や真紅の「レッド」、純白の花を咲かせる「ホワイト」などの花色があります。高さは約30cm
コバノランタナ(Lantana montevidensis)
ブラジル、ウルグアイ原産で、枝は細く伸びてほふくする。
【ランタナ】の育て方
環境
日当たり推奨。日当たりの方が花付きがいいです。
用土
あまりこだわらないです。
赤玉土7:腐葉土3の基本用土で十分。
水やり
鉢植えは、乾いたらたっぷり。通常の水やりのパターンで。
庭植え・露地植えは植え付けてしまえばあまり気にする必要はありません。
肥料
成長の春~秋に、緩効性化成肥料を施肥します。開花時は肥料をたくさん必要とするので薄めの液肥も併用しましょう。庭植えは肥料を与えると生育しすぎることがあるので春と秋の2回施す程度にします。
植え付け・植え替え
鉢植えは1~2年で根がいっぱいになります。マメな植え替えを。植え替えの適期は5〜9月です。
剪定
枝が茂りすぎたら、生育期間中ならいつでも剪定できます。庭植えにしたものは、冬に落葉するので、茂った枝が見苦しい場合は株元から短く切り戻すとよいでしょう。ランタナ・カマラの系統はタネがつきやすいので、花後にできるだけ花がらを摘みましょう。
増やし方
こぼれダネで勝手に増えていきます。採取してまくなら種まき時期は4〜7月です。この種は人には有毒だそうで要注意。
【ランタナ】園芸家の評判は?
家の西側は高さ1.2m程の側溝になっており 市が管理している白いフェンスが付いています。
我が家のランタナは、このフェンスの上の方から側溝に垂れ下がって盛大に咲きます。
横には這性のローズマリーが植わっていて、花の共演の時期はかなりの迫力です。
長いこと葉色の美しさを眺められた【斑入り葉のランタナ】でしたが・・・
これも霜の一撃で無残な姿になりました。
霜が降りるのはもう少し後になるのかと油断していました。
一夜ですっかり変わり果てた【ランタナ】です。我が家の庭では、戸外の冬越しはやはり無理です。
園芸品種はトゲが出にくいものが販売されていますが、大型化すると葉そのものがギザギザと鋭くなります(;´Д`)
小さいうちはほとんど気にならないですが、これがひとたび大型化すると、その枝にびっしりと並ぶ小さいとげに気づかされることになります。
海外の大型化したランタナを駆除する際にも、この”とげ”が作業上の問題となっているようですね。
植物Fan.TaiChi
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