Last Updated on 2023年12月23日 by Taichi
毎年行われる『春の特別公開』
春を迎えるごとに、
秋を迎えるごとに、
京都の庭を訪れたくなります。
さて、この3月は
早春の京都の何処をに訪れようかと…
思いついたのが
京都の鹿ケ谷にあります【霊鑑寺】
このお寺は「椿の寺」ともいわれ
広い庭内には100種以上もの椿が植えられており、春先には色とりどりの椿が咲き誇ります。
その霊鑑寺が、毎年3月の後半の2週間ほど
【春の特別公開】イベントを行っていて
普段は非公開の庭園を椿と共に拝観することができます。
【霊鑑寺】周辺は駐車しにくいです
私は《タイムズ鹿ケ谷》というパーキングを見つけて駐車しました
哲学の道を横切って…
駐車場から目的地の霊鑑寺までは5~6分です。
階段の右手に【散椿(ちりつばき)】を見ながら山門に向かいます。
別名「谷の御所」と呼ばれた寺院だけあって、庭の鑑賞も含めて
鹿ケ谷の高低差が、高齢の身にはいい運動にもなろうかと。
※ちなみに市バスなら京都駅から5系統「真如堂前」「錦林車庫前」下車徒歩約7分です
“映え”を意識?見事な椿の装飾
山門をくぐって境内へ。
【散椿(ちりつばき)】が素晴らしい。
玄関へ。SNS映えしそうな椿の装飾。綺麗です。
庭園を歩く
江戸時代中期の作庭手法を用いた格調高い池泉鑑賞式庭園。
鹿ケ谷の斜面に佇む寺院なので、
庭の鑑賞も一定の場所から一面を見渡すというよりは
高低差のある小道をぐるりと回って様々な椿を次々と鑑賞するといった具合。
※この時期、書院は内部へ上がっての拝観可能です。
さて、この【霊鑑寺】ですが
門跡尼寺であり皇室とのゆかりが深く明治維新まで5人の皇女・皇孫が入寺したことから【谷の御所】とも呼ばれたそうです。
風情であって華やかさではない…
そういう意味で椿は、いいですね。
ポトリと花首ごと落ちるその姿は美しくも儚げです。
植物Fan.TaiChi