Last Updated on 2022年5月8日 by Taichi
独特の彩りと香りが素晴らしいバラ

殿堂入りのバラ【ドゥフトボルケ(フレグラントクラウド)】@生田緑地ばら苑
同じ『殿堂入りのバラ』でも、このバラの名前は正直覚えにくくないですか?
…と思っていたら、このバラの【ドゥフトボルケ】という名前には、直訳された【フレグラントクラウド(Fragrant Cloud)】という英名があるんだそう。
作出された1963年に比べたら、クラウド=雲、っていう言葉には私たちも随分なじんでますもんね。
「香りの雲」っていわれると、なんだか親しみがわきます。
ちなみに1981年にエルサレム(イスラエル)で開かれた、第5回世界ばら会議でこの【ドゥフトボルケ】は殿堂入りしています。
その素晴らしい香りが、銅色を含む独特の花色と相まって評価されたのでしょうね。

バラ【ドゥフトボルケ】@生田緑地ばら苑
バラ【ドゥフトボルケ】とは?
【和 名】ドゥフトボルケ(Duftwolke)
【英 名】Fragrant Cloud(フレグラント・クラウド)
【系 統】HTハイブリッドティー
【花の大きさ】大輪 (花径10cm)
【花の色】朱色~赤
【花の形】半剣弁高芯咲き
【香 り】強香
【咲き方】四季咲き
【樹 形】木立性 半直立
※樹勢は強い方で半直立状に丈夫に育ちます。
【樹 高】1.2m
【作出国】ドイツ(タンタウ)
【作出者】Mathias Tantau, Jr.
【交配親】Prima Ballerina × Montezuma
【作出年】1963年
【病害虫】うどんこ病、黒点病に注意
【用 途】がっしり育つ。どちらかと言えば花壇に向く。
【ドゥフトボルケ】園芸家の評判は?
秋までそこそこ返り咲くし、1m程度とコンパクトで、黒点には少しかかるが強健。
咲き始めたら、まっすぐに香りの雲の中へ。ほんとにすばらしい香り、あとハイブリット ティーにしては花数が多いのもうれしいバラだ。
香りのバラを集めるなら絶対に外せない品種。
ドフトボルケに肩を並べるのはフラム、ジュードジオブスキュア、シャリファアスマ 、真宙など、超強香のバラだけ。
香質はダマスクとティーが2:3でブレンドされた濃厚なフルーツ香。
シャープな感じではなく、モワ〜ンとした感じ。
ブドウ味のガムのような香り。
暑さに弱く、高温期に下葉が落ちやすいバラ。
植物Fan.TaiChi
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