Last Updated on 2024年2月4日 by Taichi
一重咲きのブーケ【サリー ホームズ】
サリー ホームズ (Sally Holmes) は、世界ばら会連合”栄誉の殿堂入り”を果たした上品なアイボリーホワイトのバラです。一重〜半八重の花で大きなブーケのようになって咲きます。花付きは良く、返り咲き性は強い方で秋にも花を見ることができます。光沢のある照り葉も美しい。
枝が少し散開するので、つるバラとして育てる場合は、広いスペースが必要です。アーチやオベリスクよりも、壁面などの広がりがある場所で、伸ばして育てるのが適切です。
2012年の第16回世界バラ会議「南アフリカ・ヨハネスブルグ大会」にて殿堂入りしました。
バラ【サリー ホームズ】とは?
【和 名】サリー ホームズ
【英 名】Sally Holmes
【系 統】ハイブリッド ムスク HMsk
【花の大きさ】中大輪 (花径8cm)
【花の色】白色が淡い桃色になり涼しくなるとピンク色へ
【花の形】丸弁平咲き
【香 り】微香
【咲き方】返り咲き
【樹 形】シュラブ樹形 横張り性 つる性
【樹 高】3.5m
【作出国】イギリス
【作出者】R.Holmes
【交配親】Ivory Fashion × Ballerina
【作出年】1976年
【病害虫】うどんこ病、黒点病に注意
【用 途】がっしり育つ。花壇に向く。
【サリー ホームズ】園芸家の評判は?
我家でもう5年目のバラでよく伸び、よく咲く 強いバラです。
シュラブ系ですが つるバラと同じに育っています。
平咲きで、ちょっとクリームがかった白い質感のある大きな花びらです。
蕾はアプリコット色でとても可愛く 白とアプリコットと黄色のしべと、緑の葉の色がとてもよく調和していい雰囲気になります。
花弁が強く、雨などで傷みにくいので、長い間花を楽しめます。
返り咲き性もあるので枝が少し散開します。特に、地植えにすると大型の株になるので、アーチやフェンス等の小さい構造物で収めるのは難しいでしょう。壁面など広い場所へ植栽し、ダイナミックに仕立ててあげると、花付きの良さも相まって大変美しい風景になります。
実際にサリーを育ててみると、しなやかな長い枝先に大輪の花がたっぷり咲くさまは、まるでくす玉のよう。野バラの楚々とした風情とは、まったく違うものでした。半つる状に伸びる枝をアーチやパーゴラ、壁面に誘引すれば、その場を花のくす玉が彩ってくれます。花と花が重なり合って、豪華絢爛(けんらん)な景観が繰り広げられるのです。
さらにサリーはすこぶる強健で、黒星病などで少しぐらい葉を落としても樹勢が衰えることなく、ぐんぐん枝を伸ばして大きく育ちます。
植物Fan.TaiChi