Last Updated on 2022年1月30日 by Taichi
《春告花》最も早いのは?
春を告げる花木は、黄色い花の品種がとても多いようです。
ビタミンカラーの黄色い花が春の到来に相応しいというのは自然の節理でしょうか、この時期にとてもよく似合っていますね。
そんな《春告花》の中でも、まだ寒さのピークにもならない頃、最初に見かける《春告花》は、ロウバイではないでしょうか?

1月の春告花【ロウバイ】
私の地元(北大阪)では、1月中旬くらいから蕾をつけて、その後1年間で一番寒い1月下旬の頃に、甘い香りを漂わせ開花します。
人気は【ソシンロウバイ】

花が黄一色なのは【ソシンロウバイ】
ロウバイにはいくつかの品種がありますが、透き通ったような黄色一色の花が咲くソシンロウバイ(素心蝋梅)が主流で、花の中心が暗紫色で周囲が黄色であるロウバイ(基本種)は今や稀なのではないでしょうか。私がこれまで出会ったロウバイは、ソシンロウバイばっかりです。
先日、皆様からは圧倒的に #ソシンロウバイ が人気でした。
人気がなくなると花屋さんや庭から無くなってしまう可能性もあり、和歌や絵の題材から消えて文化にも影響します。
素朴な方の #蠟梅(#ロウバイ) もよろしくお願いします。#休園中 #ツイッターで楽しむ庭園 #庭園 #多様性 #SDGs #花 pic.twitter.com/3uh4NiXifX— 六義園 (@RikugienGarden) January 22, 2022
アヲ GINZA TOKYO

ロウバイ@東京銀座
数年前、1月の終わりにロウバイを久々に見かけたのが東京銀座数寄屋橋でした。Ginza Sony Parkの、アヲ GINZA TOKYO。西畠清順氏プロデュースの、
《植物を買える公園》

ロウバイ@アヲTOKYO GINZA
東京のど真ん中で、ロウバイに出会いました。周囲にある異国情緒満点の木々の中では、違和感満載(笑)この公園、今はもう運営していないそうです。
ロウバイとは

2月初旬、京都でみかけたロウバイ
ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅)、その名前はまさにロウ細工のような花の見た目と、梅の開花時期に咲くことから。
他にも、
一説には、陰暦の12月にあたる朧月(ろうげつ)にウメの香りの花を咲かせるためだと言われている
Wikipedia
という説もあります。
ロウバイは、バラ科の梅とは別の種です。
学 名:Chimonanthus praecox
和 名:ロウバイ
英 名:Winter sweet
別 名:唐梅〔カラウメ、トウバイ〕
科・属:ロウバイ科ロウバイ属
原産地:中国
草 丈:2~5m
開花期:12月~2月
花の大きさ:2cm
耐寒性:〇
耐暑性:〇
耐陰性:〇 ※日陰では花付きがよくない
特徴・草姿:
中国の海抜500~1100mの山地に自生する落葉性低木。中国では椿、梅、山茶花と共に【雪中の四花】と呼ばれているそうな。
日本には17世紀初め、江戸時代初期に朝鮮半島を経由して渡来し、冬枯れの庭を彩る花木として重宝され、愛されてきました。世界各国でも観賞用に植栽されています。
植物fan.TaiChi
早春の黄色い花【マンサク】が楚々として美しい。
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