シマトネリコはベランダ・バルコニーの【鉢植え】推奨!屋外でも【地植え】より【鉢植え】にすべき!その理由は

Last Updated on 2024年1月31日 by Taichi

シマトネリコはなぜこんなに丈夫なのか?

二十四節気ではもう秋分。
今日は最高気温が28℃だそうだ。
夏が漸く去った気になった。

さて我が家の植栽や鉢植えを点検してみたら…またか!ということが(v_v)

玄関アプローチのシンボルツリー【シマトネリコ】
その枝葉が相も変わらず四方に伸びて隣家に完全侵入している。

シマトネリコがグングン伸びて隣家へ

シマトネリコがグングン伸びて隣家へ

何せ樹勢がスゴいシマトネリコ

シマトネリコの枝の伸び方は尋常ではない。

このシマトネリコ、10年前に植え付けた時には2mくらいであったと思う。
シマトネリコの生長、枝の伸長は恐ろしくパワフル&スピーディーだ。
4~5mになったこの数年、年に2回は脚立を持ち出して
ノコギリと剪定バサミで剪定している。
それでもちょっと油断すると、前述のように隣家に侵入して
枝葉が壁に触れるくらいの事態になってしまうのだ。

我が家の玄関アプローチを往来する時には
緑のトンネルをくぐる様になり
それはそれで心地良いのだが…

シマトネリコの【緑のトンネル】

シマトネリコの【緑のトンネル】

シマトネリコとは

【科・属】モクセイ科トネリコ属
【自生地】中国、台湾、フィリピン~インド
日本は沖縄県に自生

●常緑高木または半常緑高木。
●雌雄別株
●花期 5~6月頃
●大きな花序に小さい花を多数つける

庭木、公園木、鉢植にされるが、亜熱帯の植物であるため関東以南でないと露地での越冬は困難である。和風・洋風どちらの家にも似合うために雑木として近年頻繁に使用されるようになった。低温以外には気を使う必要が無く、病害虫も少なく強健であるが成長すると10mを越す高木となる。

Wikipedia

条件が合えば、10mの高木に‼️

しかも、温暖化が進む日本は、年を経るごとにシマトネリコが成育するのに適した地域になってきているのでしょうね。

剪定をしても…

シマトネリコの剪定で難しいのは、軽い枝抜き剪定であろうと、強剪定であろうと、剪定の度に切り口から伸びる枝が倍々に枝分かれしていく(キリどころによっては一気に数本の枝が出る)ので、
気がつけば本来シマトネリコがもつ風通しの良いさわやかな出で立ちとは違う、
鬱蒼とした姿によってなってしまうのだ。

撒き散らしたタネの発芽率が猛烈‼️

玄関周りは、シマトネリコの芽だらけになります。こんな風に。

玄関の北側の溝。シバを生やしていたが、今はシマトネリコの芽だらけ。

玄関の北側の溝。シバを生やしていたが、今はシマトネリコの芽だらけ。

もう、どこにでも生えてきます😅

もう撤去してしまいたい❗️と何度も思いましたが
ここまでシマトネリコが株立ちで育ってしまうと
撤去することで、良い感じで伸びている周囲のフィカス・プミラなどのつる性植物をムシってしまうことになり、【全体の景観をリセット】してしまうことになるので、諦めてつきあっている次第です😅
これまでシマトネリコの露地植えシンボルツリーを推奨してきたエクステリアデザイナーは十分反省して貰いたいものです😅

まぁ、悪いことばかりではなく、本来シマトネリコは小さなツヤのある葉っぱと株立ちしやすくて枝ぶりが絵になることで人気となったわけですから。




だから私は【鉢植え】を推奨する

というわけで狭い敷地でシマトネリコを露地植えするのは
近所迷惑になるので全くお勧めしない。
…といって、このシマトネリコの尋常でない強さは生かせないことはない。
鉢植えでコントロールする方法はある。
剪定は思い立った時にマメに行い、肥料もそんなに与えない方が生育し過ぎを防げる。
鉢植えならほどほどの大きさで育つ。

【シマトネリコ】鉢植えなら暴れにくい

【シマトネリコ】鉢植えなら暴れにくい

枝ぶりもワッサワサに茂りにくいです。

我が家でも、こぼれ種でニョキニョキ出てきたシマトネリコの幼苗を鉢植えでいくつか育てているが、
ベランダのシンボルツリーとして風にそよいだ時など
特に風流で良い雰囲気を出してくれている。

シマトネリコを鉢植えで制御しながら育てる

シマトネリコを鉢植えで制御しながら育てる

兎に角小さく‼️バルコニーで鉢植え、これがガーデニングをする上で一番シマトネリコにとっていいポジションだと思います。

植物fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。