ウルトラ植物博覧会で見たこの植物がスゴい!復活草【エリコのバラ】って何だ⁉

Last Updated on 2022年9月5日 by Taichi

西畠清順さんと【エリコのバラ】

プラントハンター【西畠清順】の名前は、もはやたいていの植物ファンがご存知でしょうね。
筆者も西畠氏が主宰する【そら植物園】には、代々木・神戸と隙をみては訪れて佇んでいます。

今回訪れた西畠清順氏の植物展は、東京銀座で開催【ウルトラ植物博覧会2016】

西畠清順氏と陶芸家の方とのコラボレーションということであったがやはり植物に目が向かいました。
ガジュマル、バオバブといった宗教的雰囲気を漂わせるものや流行りのビカクシダ(だったと思う)の超大型モノほか、各種大人を楽しませるに充分なサロン的展示会。

そんな中で、私の気を最も惹いたのは、1つ皿に置かれた
小さなタワシのような植物…

復活草「エリコのバラ」

見た目は「何じゃこりゃ~?」ですが、これが、成長期(雨期?)には緑に戻ってしっかりと成長する、という植物なので、『復活草』といわれている、とのこと。

●正式名称は『テマリカタヒバ』です。
学名:Selaginella lepidophylla イワヒバ科
※水にぬらして開いた草姿はまさに「イワヒバ」

●通称がジェリコのバラ (ジェリコの薔薇, エリコの薔薇, Rose of Jericho)、
海外では “Resurrection flower (復活の花)” とも呼ばれているそうです。

●中東や北アフリカの砂漠地帯に自生するシダの仲間です。

●雨期には青々とした葉を広げていますが、乾期に突入すると枯れ葉と花は落ちてしまいます。
カラカラに乾いた茎の部分はくるくると内側に巻き込み、ほとんど球形になります。根は縮んで切れてしまい、ボール状になった『復活草』は風に吹かれて当てもなく転がっていくといいます。

●復活草の乾燥耐性は群を抜いており、この枯れ草状態で50年、100年は生きて耐えられるといわれているのだそうです。

●しぶとく生きる『復活草』のエキスはコスメの世界でも幅広く使われているようです。復活草のエキスを使用しているコスメの解説動画が、この植物の復活劇を一番わかりやすく見せてくれています!(PCだけ、スマホは画像のみです)
以下、楽天市場のサイトから御覧下さい。少しスクロールすると動画があります。

むむ…
仕事の盛りを過ぎて、近頃は若干、干からびた感?!のある私は
この草からメッセージを受けた気になったのだ。

「いつまで死んだふりしてんの?」

植物fan.TaiChi

関連記事
そら植物園と、東京の空。
そら植物園から空を見上げる

そら植物園と、東京の空。

2016.11.12
ポチッと、お願いいたします~!

 




ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。