Last Updated on 2021年12月5日 by Taichi
ワルナスビ のテロ?
京都の街を散歩していると、【ワルナスビ】の群生に出会った。
皆様、【ワルナスビ】はご存知だろうか?
実は【ワルナスビ】に出会ったのはこの日が初めて。
ちょっと気持ちがアガり気味の中、記念にパシャっと1枚。
しかしこの【ワルナスビ】、パッと見はそんなヒドい名前をつけられる姿には見えない。
小ぶりの薄紫色の花は、むしろ印象が良いくらいだ…
この【札付き】の悪名を受けて、それでも街中で咲き続ける【ワルナスビ】について色々と知りたくなり、ググってみた。
【ワルナスビ】のセカンドワードは…?!
すると、セカンドワードに、なんと【テロ】と出てくるではないか!
【ワルナスビ テロ】
なんでもこの【ワルナスビ】は、
一度生えると根絶は【竹】並みに不可能!
といわれるほど厄介な草花らしいのだ。
我が家の厄介者【ドクダミ】よりも繁殖力が強い!という説も有るらしい。
引っこ抜くにもトゲがあって抜きにくいんだとか。
パッと見では気づかなかったが…
で、近所に生えているといずれ鳥が食べたタネが糞を介して繁殖するそうだ。
ワルナスビMEMO
【名 前】ワルナスビ(悪茄子)
【学 名】Solanum carolinense
【別 名】オニナスビ(鬼茄子)
【原産地】北アメリカ
【分 布】日本各地
【科・属】ナス科ナス属
【花 期】6月~10月
【花 色】淡紫色・白色
※枝の先に淡紫色または白色の花を4個~10個、集散状につけます。花冠は径約2cmで、5浅裂し、正五角形~星形に見えます。
【特 徴】
荒れ地や畑などに生える多年草。地下茎で増えて高さは50cm~100cmになります。
茎は鋭い刺を持ち、星状毛(せいじょうもう)が多く、葉の両面にも星状毛が密生。
果実は黄色に熟す液果です。
さらに哀しいネーミング
とにかく評判が悪いワルナスビだが、もうひとつろくでもない評価がそのまま名前になっている可哀想?なナスがいる。ご存知だろうか?
【バカナス】である笑
バカナスMEMO
イヌホオズキ(犬酸漿、学名: Solanum nigrum)は、ナス科ナス属の植物。バカナスとも呼ばれ、ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから名付けられた
Wikipedia
【名 前】イヌホオズキ(犬酸漿)
【学 名】Solanum nigrum
【別 名】バカナス
【原産地】世界の熱帯~暖帯に分布。
※日本には古い時代に入ってきた、帰化植物。
【分 布】日本各地
【科・属】ナス科ナス属
【花 期】6~10月
【花 色】白
2つ並べてこの名前を味わうとコントにでもなりそうである。
どちらも実は有毒なんだそうだ。
ワルナスビにはトゲがあるのが、【ワル】と【バカ】の差なんだろうか。
因みに【バカナス】はもう何年も自宅に生えている。黒い実がシックで悪くない。
まぁ放置するとロクなことにならないのだろうな…
植物fan.TaiChi
関連記事:カワイイ小花につけられた哀れな名前…