Last Updated on 2021年7月24日 by Taichi
雑草にもピンキリがある?!
【雑草という名の草は存在しない】
というのは、昭和天皇の名言なのだそうですね。
名曲【世界に1つだけの花】と共通コンセプトで、大好きなコトバであります。
で、その所謂【雑草】なんですが、私のイメージするところでは…
●見つけたその場で即!撤去の雑草→【やっぱり雑草でしかない雑草】
●変な所、意外な所から生えてきてもその存在を認め、それなりに生きながらえてもらいたいと思える、「生えてきてくれてありがとう」な雑草
見つけた時の受け止め方が極端に違う=雑草のポジションが違う、というのが私の雑草観である。
なんでこんな雑草雑草とうるさく記すのかといいますと、
この数日、街角や庭に【ツユクサ】がポツポツと花を咲かせて大変和んでいるのです。
郷愁を誘うこの青い花!
青く清々しく楚々として、なんとしおらしい態度!と思う。
で、モチロンこの開花中の【雑草】は抜かない!
ツユクサってどう書く?英名は?
こんな風にツユクサに気を配って調べてわかったのだが、ツユクサは秋の季語なんだそうだ。
そのネーミングでは、たいていの人が『梅雨時の花』として感じているに違いないが、梅雨草ではなくて露草。
朝露と共に花が消えゆくことからついたのではないか、とのこと。
因みに英名はdayflower。やっぱりその日のウチに消えゆく花、ということなんだろうか。
こんなことが書いてあるWikipediaでも、やはりツユクサは【雑草】と記述されている。
ツユクサの風流な別名も、しがみたい
ツユクサでさらにもうヒトネタ、Wikipediaによれば
ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれており、上述した説以外に、この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もある。「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから「着き草」と呼ばれていたものと言われているが、『万葉集』などの和歌集では「月草」の表記が多い。この他、その特徴的な花の形から、蛍草(ほたるぐさ)や帽子花(ぼうしばな)、花の鮮やかな青色から青花(あおばな)などの別名がある。
この美しい雑草に明日も癒されるとしよう。
ツユクサMEMO
【名 前】ツユクサ(露草)
【学 名】Commelina communis L.
【英 名】Dayflower「その日のうちにしぼむ花」という意味。
【別 名】鴨跖草(オウセキソウ)
青花(アオバナ)
蛍草(ホタルグサ)
月草(ツキクサ)
帽子花(ボウシバナ)
【科・属】ツユクサ科ツユクサ属
【生薬名】オウセキソウ(鴨跖草)
【原産地】日本
【分 布】北海道~沖縄にかけて 世界中にも広く分布
【生育地】湿った空き地や道ばたなど
【特徴・用途】道端や畑に自生する一年草。花は夏に咲き、花の汁を染め物の下絵書きに使います。開花時期の全草を乾燥し、煎じて解熱・下痢止めなどに服用します。
植物fan.TaiChi
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