夏に強い花!今やバリエーション豊富な【ガザニア】の品種・育て方の総チェック!

Last Updated on 2022年12月18日 by Taichi

春から秋、長く咲いてくれる【ガザニア】

【ガザニア】

【ガザニア】

ガザニアの開花時期は4月~11月。夏の暑さに大変強い植物です。ガザニアは品種によっては手のひらサイズの大きな花もあり、【クンショウギク】の名前が伊達ではないことを物語っています。

半耐寒性の多年草で暖地では宿根草になるが、日本の寒い地域では冬に枯れてしまい、暖地では夏の高温多湿で弱るため、1年草として扱われている。宿根ガザニアとして販売されている種は耐暑性、耐寒性に優れ日本でも多年草として栽培し易い。Wikipedia

耐寒性は品種によりまちまちですが、Wikipediaにもありますように、宿根草のガザニアを暖地で育てれば冬越しも難しくなくて、毎年長期間にわたって開花してくれます。
花は日が当たると開き、夜間や曇天時は閉じます。
終わった花柄はマメに摘み取りましょう。基本的にはほぼメンテナスフリーといってよいコスパの高い植物です。

【ガザニア】とは

学 名:Gazania
和 名:クンショウギク(勲章菊)
英 名:treasure flower, gazania, gazania group
別 名:ジャノメクンショウギク
科・属:キク科ガザニア属(クンショウギク属)
原産地:南アフリカ ※日本へは明治時代に渡来
草 丈:20~30cm
開花期:4月~11月
花の大きさ:5~15cm
耐寒性:△~〇
耐暑性:△~〇
耐陰性:△
特徴・草姿・花言葉:
色鮮やかで大きな花弁が特徴的なガザニア。花言葉は
「あなたを誇りに思う」「身近な愛」「笑顔で答える」
勲章菊の和名から「あなたを誇りに思う」という花言葉は連想しやすいですね。




【ガザニア】の品種は?

【ガザニア】の原種は15種ほどあります。
〇リゲンス種〔G.rigens〕
「ジャノメクンショウギク」の和名を持つガザニア。南アフリカ・モザンビークに分布しており、現在栽培される多くのガザニアの園芸品種の親となっている品種。草丈30cm前後、花は鮮紅色かオレンジがかった赤で径4cm-5cm。葉の裏に白い毛が生えます。
〇リネアリス種〔G.linearis〕
草丈20cm前後、花は黄色かオレンジ。クンショウギクの和名があります。這うように広がるのでグランドカバー向き。茎の根元からカーペット状に広がるのでグランドカバーに使いやすいほか、草丈が15cm程度なので鉢植栽培にも向いています。花径は8cmほどで、細長い花弁は黄色やオレンジです。
〇パボニア種〔G. pavonia〕
花色は赤か赤茶色。

このほかにも、シルバーリーフが美しいものや八重咲きが珍しいハイブリット種など様々あります。

シルバーリーフの宿根ガザニア【シルバーフォックス】


シルバーリーフの宿根ガザニア【シルバーフォックス】

【ガザニア】の育て方

環境

ガザニアを育てるのに『日当たり』は大事なポイントです。日光があたらないと育ちが悪く花も咲きにくいです。

用土

ガザニアは水ハケの良い砂質土を好み、多湿を嫌います。鉢植えの場合は赤玉土小粒7:腐葉土3の標準的な配合土で十分です。

水やり

ガザニアは多湿に弱いため、乾燥気味に育てるようにしましょう。 鉢植えの水やりは、生育期の春~秋にかけては土の表面が乾いてからたっぷり。 冬季は生育が緩慢になり水を吸い上げる力が弱くなりますので土の表面が乾いてから2~3日後に水を与えます。庭植えの場合は、基本的には水やりは必要ありません。

肥料

植えつけ時に元肥として、緩効性化成肥料を施します。ガザニアは花の時期が長いので、春と秋の生育旺盛な時期に追肥として月1回程度の緩効性化成肥料or月2回程度の液体肥料を施します。

植え付け・植え替え

植え付けは春か秋に行います。夏・冬に植え替えるとあっという間に枯れてしまいます。
植え付け時も、一回り大きな鉢に植え付けますがあまり大きな鉢に植えるとガザニアが水を吸いきれずに枯れてしまいますので要注意です。

剪定・切り戻し

葉が茂って梅雨の時期に風通しが悪くなると病気や害虫のもとになりますので、混み合っている葉や茎を切り戻します。
咲き終わった花は、タネをつけると栄養が奪われますので茎の付け根から摘み取りましょう。

増やし方

3月下旬から5月上旬、または9月下旬に株分けまたはさし芽でふやします。 株分けは、5芽くらいをつけて分割します。 さし芽は、茎の先端を5~7cmほどに切って、水はけのよい用土にさすと発根します。 また、タネも市販されており、秋にまいて育てます。

【ガザニア】

【ガザニア】




【ガザニア】園芸家の評判は?

寒波到来にも弱ることなく咲き続けています。【ガザニア】は寒さに弱いと思っていましたが静岡では大丈夫そうです。
(我が家ではまだ霜が降りていません←どんだけ暖かいのでしょう!)
地植えから3回目の冬を越えようとしています。

もう何年も植えっぱなし。
冬は枯れていますが、春になると葉っぱが出てきます。

シルバーカーペットは、とても綺麗な銀葉のガザニアです。名前は、たぶん流通名と思われます。昨年の9月に苗を買いましたが、寒さにも暑さにも強く、黄色い小さめの花がよく目立ち、とても可愛らしいです。

【ガザニア】の通販

植物fan.Taichi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。