Last Updated on 2023年10月25日 by Taichi
【サルビア】といっても種類は豊富
基本中の基本として…、
いわゆる”サルビア”と言われて皆さんがイメージするのは、
多分この赤い花ですよね?

赤いサルビアとマリーゴールド
これはサルビア「スプレンデンス」というブラジル原産のサルビア。最もポピュラーなサルビアでしょうね。
夏から秋には真っ赤なサルビア畑もお目見えします。

サルビア@兵庫県立公園あわじ花さじき

サルビア@兵庫県立公園あわじ花さじき
一口に【サルビア】といっても大変種類が多くて、例えばハーブの【セージ】もサルビアの仲間。
その品種は今や900種以上!ハーブや観賞用として幅広く使われています。
●熱帯~亜熱帯に分布するシソ科の多年草
●熱帯生まれなので耐暑性はある。耐寒性は種によって様々
●宿根性の品種が多いが、何せ品種が多いので、一・二年草から木本性の低木になるものまで様々。
●花期が長い。初夏~秋まで咲く。性質も強い。
…というわけで、サルビアは夏の花壇や寄せ植えにおすすめの花です。
住宅の花壇の他、公園や街路など公共の場でもよく用いられています。

博多の街路でみかけた【ブルーサルビア】

【チェリーセージ】もサルビアの仲間
サルビアの花を長くたくさん咲かせるための切り戻しなど、育て方をチェックしていきましょう!
【サルビア】とは
学 名:Salvia (splendens)
※Salvia(サルビア)の語源は「salvare(治療)」「salveo(健康)」
和 名:ヒゴロモソウ(緋衣草)
別 名:ヒゴロモソウ(緋衣草)
英 名:sage(セージ)
科・属:シソ科アキギリ属(サルビア属)
原産地:南米ほか熱帯~亜熱帯
草 丈:20~160cm 品種によって様々
開花期:6月~11月
花の大きさ:3~4cm程度 品種によって様々
耐寒性:✕
耐暑性:〇
耐陰性:✕
特徴・草姿
基本的にサルビアは非耐寒性多年草で霜や凍結に弱く一年草扱い。

【ブルーサルビア】@大阪某所
【サルビア】の育て方
環境
サルビアは日当たり・風通しが良く、水はけが良くて乾燥しすぎない場所に植えるのが理想です。
生育適温は15~25℃ぐらい。最低5℃ぐらいを保てば冬越しできます。夏は30℃以上でも生育しますが、花つきは悪くなります。
用土
土質はあまり選びませんが、腐植質に富む肥沃な弱酸性土が理想的。
水やり
乾いたらタップリ、が基本です。水切れさせてしまうと生育が悪くなり下葉が枯れる原因になります。
肥料
サルビアは生育旺盛で花期が長い分、肥料を好みます。緩効性化成肥料を月1回置き肥するか、液体肥料を隔週~10日に1回ほど与えます。
種蒔き・植え付け・植え替え
発芽適温は20℃ぐらいですので気温の上がる4月下旬~5月上旬ごろにタネをまきます。サルビアの種は好光性なので、覆土は薄く、土をかけすぎて深く埋めないようにします。発芽まで7~8日かかりますから、乾かさないよう注意し、発芽してからは日によく当てて徒長させないようにします。
ポッド苗を活用する方法もあります。サルビアのポッド苗は4月後半くらいから出回りだします。種から育てるよりもポッド苗を梅雨入り前に植え付ける方が確実かも。
剪定
花が終わったら花柄をどんどん摘んで、次の花を咲かせます。
そして花が一段落した夏には半分ぐらいの高さで切り戻して秋の開花に備えます。
増やし方
挿し木が簡単。適期は6月、或いは10月頃…気温が20℃くらいあればいつでも可能です。
病気・害虫
病気:ほとんどありません。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニ
サルビアは比較的病害虫には強く手間のかからない草花ですが、アブラムシにやられることがあります。
夏の乾燥期にはハダニがつくことがあるので、葉水で予防しておくとよいでしょう。
【サルビア】園芸家の評判は?
大きく分けて赤系と青系のお花を咲かせる種類が多くて、白や黄色が少ないのも他のキク科の宿根草などと合わせやすく使いやすい宿根草と言えるでしょう。
栄養系サルビア「サリーファン」が今年も葉を茂らせてたくさんの花を見せてくれている!
暑い夏にぴったりの爽やかな花色で花壇の一角を涼しげに飾り、秋にも開花を続けてくれて貴重な植物である。
こぼれ種から増えて大きくなった赤いサルビア。
花の顔が売っている物より野生っぽくシュッとしています。
今年は早いうちから思いきって摘心したので枝分かれが良くできました。
咲いた花が終わったらまたすぐ花の少し下で摘み取ります。
そうすると花芽が増えてたくさん花が咲きます。
もう少し下で切って挿したらもっと増えます。
植物fan.Taichi
サルビアの通販
関連記事:夏から秋まで楽しみたい❗️【ジニア】の育て方チェック