Last Updated on 2024年5月25日 by Taichi
オトギリソウ科のエース!ヒペリカム【ヒドコート】
初夏の頃を迎えると、街中のいたるところでこの花を見かけます。
華やかな黄金色の花を咲かせる、ヒペリカム。
![ヒペリカム【ヒドコート】](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2022/07/wp-16574429571073877293874838896863-scaled.jpg)
ヒペリカム【ヒドコート】
この画像はヒペリカムの中でも非常に多用されている【ヒドコート(大輪金糸梅)】
![ヒペリカム【ヒドコート】](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2022/07/wp-16574429581031892469065264632734-scaled.jpg)
ヒペリカム【ヒドコート】
【ヒペリカムヒドコート】とは
学 名:Hypericum patulum ’Hidcote’
和 名:大輪金糸梅
英 名:Hypericum ’Hidcote’
科・属:オトギリソウ科オトギリソウ属
原産地:中国
草 丈:80cm~1.5m
開花期:6月~7月
花の大きさ:7~8cm
耐寒性:○
耐暑性:○
耐陰性:△
特徴・草姿
キンシバイ(Hypericum patulum)の園芸種。低木で樹形はよくまとまり、初夏には黄色い大輪の花が咲きます。花や葉がキンシバイよりも大きいです。
一株一株がしっかりと育てば、一株でも十分なボリュームと存在感があります。一定の間隔で植え込んで低い生け垣としても利用可能、街中でも生垣としてよく見かけます。
![ヒペリカム【ヒドコート】放任でよく育つ](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2022/07/wp-16574430823072100266022669761853-scaled.jpg)
ヒペリカム【ヒドコート】放任でよく育つ
【ヒペリカム】の育て方
環境
ヒペリカム【ヒドコート】は、日当たりを好みます。日が当たりにくい所で育てると花つきが悪くなりますので注意。
用土
ヒペリカム【ヒドコート】は肥沃で水はけ・水保ちがいい土を好み、強い乾燥を好みません。露地に植え付ける時には腐葉土をしっかり漉き込みましょう。
水やり
ヒペリカム【ヒドコート】への水やりは、鉢植えなら、基本通りの「乾いたらたっぷり」露地植えなら、しっかりと根付けば普段の水やりは必要ありませんが、乾きすぎなら水やりしましょう。
肥料
肥料をさほど必要としません。花つきが悪いようであれば、春先に緩効性の肥料を蒔きます。
植え付け・植え替え
植え付け・植え替えは春3~4月か秋10月が適期です。
剪定
放任でよく育ちますが、スペースの都合上剪定が必要なら花後~冬の間に剪定します。
刈込みにも耐えます。
増やし方
挿し木の適期は伸びた枝がしっかりしてきた5月~6月です。枝を10㎝ほどの長さで切り取り、蕾をとりのぞいて、葉を2~3枚残します。
土は赤玉土・鹿沼土小粒などが適します。挿した後は土を乾かさないようにしながら日陰で管理します。
ヒペリカムの品種 最近の流行は?
この”ヒペリカム”という名前は学名で
一般的な通名にもなってきていると思いますが、
ヒペリカムの主な品種にはそれぞれ和名がありまして…
●Hypericum monogynum
美容柳(ビヨウヤナギ)
●Hypericum patulum
金糸梅(キンシバイ)
●Hypericum calycinum
西洋金糸梅(セイヨウキンシバイ)
![シベが長い【セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)】](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2022/07/wp-16574429568137412764875197830810.jpg)
シベが長い【セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)】
●Hypericum patulum ’Hidcote’
大輪金糸梅(タイリンキンシバイ)
●Hypericum androsaemum
小坊主弟切(コボウズオトギリ)
※コボウズオトギリ(ヒペリカム【アンドロサエマム】)は、花が終わるとほどなくしてキレイな赤い実をつけます。
![【ヒペリカム】の赤い実](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2022/07/wp-16574432129144357467402086584634-scaled.jpg)
ヒペリカム【アンドロサエマム】の赤い実
![ヒペリカム【アンドロサエマム】](https://botanist99.net/wp-content/uploads/2022/07/wp-16574432141788231361746977080829-scaled.jpg)
ヒペリカム【アンドロサエマム】
近年は、従来からある「金糸梅(キンシバイ)」よりも
樹高が低い「西洋金糸梅(セイヨウキンシバイ)」や
シベが短くて大輪の「大輪金糸梅(タイリンキンシバイ)」が主流となっています。
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