Last Updated on 2022年7月18日 by Taichi
オトギリソウ科のエース!ヒペリカム【ヒドコート】
初夏の頃を迎えると、街中のいたるところでこの花を見かけます。
華やかな黄金色の花を咲かせる、ヒペリカム。
中でも非常に多用されているのがヒペリカム【ヒドコート】

ヒペリカム【ヒドコート】

ヒペリカム【ヒドコート】
最近の流行は【ヒドコート(大輪金糸梅)】
ヒペリカムという名前は、ガーデナーだけでなく一般的な通名にもなってきていると思いますが、
ヒペリカムというのは学名で、主な品種にはそれぞれ和名がありまして…
●ビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)
●キンシバイ(Hypericum patulum)
●セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)(Hypericum calycinum)

シベが長い【セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)】
●小坊主弟切(コボウズオトギリ)(Hypericum androsaemum)
※コボウズオトギリ(ヒペリカム【アンドロサエマム】)は、花が終わるとほどなくしてキレイな赤い実をつけます。

ヒペリカム【アンドロサエマム】の赤い実

ヒペリカム【アンドロサエマム】
シベが短くて大輪の「大輪金糸梅(ヒドコート)」が主流となっています。
【ヒペリカムヒドコート】とは
学 名:Hypericum patulum ’Hidcote’
和 名:大輪金糸梅
英 名:Hypericum ’Hidcote’
科・属:オトギリソウ科オトギリソウ属
原産地:中国
草 丈:80cm~1.5m
開花期:6月~7月
花の大きさ:7~8cm
耐寒性:○
耐暑性:○
耐陰性:△
特徴・草姿
キンシバイ(Hypericum patulum)の園芸種。低木で樹形はよくまとまり、初夏には黄色い大輪の花が咲きます。花や葉がキンシバイよりも大きいです。
一株一株がしっかりと育てば、一株でも十分なボリュームと存在感があります。一定の間隔で植え込んで低い生け垣としても利用可能、街中でも生垣としてよく見かけます。

ヒペリカム【ヒドコート】放任でよく育つ
【ヒペリカム】の育て方
環境
ヒペリカム【ヒドコート】は、日当たりを好みます。日が当たりにくい所で育てると花つきが悪くなりますので注意。
用土
ヒペリカム【ヒドコート】は肥沃で水はけ・水保ちがいい土を好み、強い乾燥を好みません。露地に植え付ける時には腐葉土をしっかり漉き込みましょう。
水やり
ヒペリカム【ヒドコート】への水やりは、鉢植えなら、基本通りの「乾いたらたっぷり」露地植えなら、しっかりと根付けば普段の水やりは必要ありませんが、乾きすぎなら水やりしましょう。
肥料
肥料をさほど必要としません。花つきが悪いようであれば、春先に緩効性の肥料を蒔きます。
植え付け・植え替え
植え付け・植え替えは春3~4月か秋10月が適期です。
剪定
放任でよく育ちますが、スペースの都合上剪定が必要なら花後~冬の間に剪定します。
刈込みにも耐えます。
増やし方
挿し木の適期は伸びた枝がしっかりしてきた5月~6月です。枝を10㎝ほどの長さで切り取り、蕾をとりのぞいて、葉を2~3枚残します。
土は赤玉土・鹿沼土小粒などが適します。挿した後は土を乾かさないようにしながら日陰で管理します。
植物fan.Taichi
関連記事:オージープランツ【グレビレア】の育て方総チェック!ポイントは肥料・水やり