Last Updated on 2023年4月7日 by Taichi
ランナーを伸ばさない品種?
『ワイルドストロベリーはランナーを伸ばしてどんどん増えていく』と当たり前のように記述しているガーデニング本やガーデニングサイトが多いですね…
が、正しくはランナーを伸ばす品種と伸ばさない品種があるのです。
拙宅のワイルドストロベリーはもう長いつきあいになりますが、ランナーを伸ばしません。
ランナーを伸ばさないので、露地植えにしても生え広がらないのです。
故に、鉢植えで育てたワイルドストロベリーの株を2~3株、花壇に植えつけてみると
生え広がらないまま、必ず虫に葉を食われて、
鉢上げし直して育て直し、の繰り返しになります。
こんな風に…☟☟☟☟
こんなワイルドさはイラナイ!ですね~。
逆に、鉢植えのままでベランダガーデニングの一品にするなら、
これはなかなかの逸品。しかも育てやすい!
初夏につく、赤く小さな実のうつむき加減の可愛さは暫く見入ってしまうくらいの趣があります。
ワイルドではなくて【スイートストロベリー】とでも名付けたくなるくらいです。
ランナーが伸びない分、鉢としては扱いやすく春や秋に株分けするのも容易です。
なので
◎ランナー有り→露地植えでグランドカバー
◎ランナー無し→鉢植えでベランダガーデニングなど
…と仕分けるのがよいという結論です。
基本【ランナーを伸ばすのは原種】
巷の基本的な認識はワイルドストロベリーはランナーを出すってことになっていると思うが…
そもそもランナーを出して良く広がっていくのは原種のワイルドストロベリーです。
では、園芸種ではどうなのか。
園芸種でもランナーを出す品種はあります。
例えば【ホワイトワイルドストロベリー】など。
ランナーが出ない拙宅のような品種は
- アレキサンドリアストロベリー
- イエローワンダーストロベリー
- ミニョネットストロベリー
- ルーゲンストロベリー
…といった品種。
大抵のランナーなし品種は、
- 育てやすい
- 多花性、実が多い
をウリにしているようです。
【ワイルドストロベリー】拙宅で育てた実感
繰り返しになりますが…
ワイルドストロベリーを露地植えにしてみましたが結果ランナーが生え広がることはなく、虫に食われて秋には鉢に戻すのを繰り返して結局鉢植え専用にしました。
鉢植えにすると、赤くて大きめの実を頻繁につけてくれて心地よいです。
ランナーが出るワイルドストロベリーは、最初から露地植えで広げていくことを前提にする方が伸びた苗の扱いに困らなくて良いと思います。
ただ、園芸店の店頭でワイルドストロベリーのポッド苗を見ても、細かい品種のことをかいてあるものは少ない。店員さんもよくわかってないことが多いので、ランナーが出るかでないかは結構【伸びたとこ勝負】になりがち。
まぁそれもガーデニングの楽しみのひとつと余裕で構えるか、ネットで調べて品種がはっきりしている通販を利用するか。
さて、アナタならどうする?
植物fan.Taichi