Last Updated on 2022年7月15日 by Taichi
素敵な【オーナメンタルグラス】
ウチの近所のガーデンも大小様々ですが、小さいながらも、
オーナメンタルグラス(鑑賞価値の高い草(グラス)類)を上手に使う個性的な植栽があり、
眺めているだけでとっても癒され楽しめる空間になっています。
これはその空間の一角です。
穂のフワフワ感が強くて、それがとってもいい存在感になっている
ペニセタム【ビロサム】
通称は、ギンギツネ。
ペニセタムはイネ科チカラシバ属(ペニセタム属)の多年草、または一年草で、世界の熱帯から亜熱帯、温帯に約80種が分布しています。
元来の分布はアフリカ、アジア、オーストラリア、南アメリカでしたが、現在北アメリカやヨーロッパの広い地域で帰化植物として定着しています。丈夫で適応力が高そうですね!
ペニセタム【ビロサム】はペニセタムの中でもこんもりと育ち、沢山穂を上げる品種です。なるべく広い敷地で育てるのがオススメですが、鉢植えでも大きくなりすぎず育てられます。美しい穂なので切り花としても利用できます。
ペニセタム【ビロサム】とは
学 名:Pennisetum villosum
和 名:ペニセタム【ビロサム】
別 名:銀狐(ギンギツネ)
科・属:イネ科チカラシバ属
原産地:南東アフリカ、アラビア半島
草 丈:50cm
開花期:8月〜11月
花の大きさ:
耐寒性:〇
耐暑性:〇
耐陰性:△
特徴・草姿
イネ科の耐寒性宿根草。チカラシバの仲間で、白いフワリとした毛の長い穂姿が「ギンギツネ」の異名にぴったりです。
ペニセタム【ビロサム】の育て方
環境
日当たりが良くて乾燥気味の場所を好みます。極寒冷地でなければ大変育てやすいです。暑さ、乾燥にもよく耐えます。
寒冷地では冬~早春に落葉し休眠するので株元をマルチングしてやりましょう。来春にはまた芽吹いてきます。
用土
特に用土を選びませんが、水はけのよい土壌を好みます。
水やり
地植えの場合は特に水やりは必要ありませんが、日照りが続くような時は水やりをします。
鉢植えの場合は用土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
春と秋に緩効性の肥料を置き肥します。
植え付け・植え替え
適期は4月〜6月です。
増やし方
植え替え時の株分けがオススメです。
剪定
茎が伸びすぎたら株元で剪定するとまた芽吹いてきます。花後は地上部が枯れてきますので株元から切り取ります。種子を取りたい場合は花茎を残します。
ペニセタム【ビロサム】園芸家の評判は?
茎や葉は明るい緑で細く華奢な印象。草丈は50センチ程にまで成長します。
連日の酷暑などどこ吹く風と言わんばかりに
涼し気な姿を見せています。
夏から秋に涼しげな白い穂をたくさん立上げ、
大株になるとたいへん見事。
風に揺蕩う花穂の風景は幻想的でさえあります。
植物fan.Taichi