亜熱帯原産の【ハシカンボク】の育て方総チェック!これから各地で増えそうな予感

Last Updated on 2022年10月3日 by Taichi

何せ小さくてかわいい【ハシカンボク】

都市公園の花壇で見かけた可愛いピンク色の小花。
枝も細く花も小ぶりで風に揺られるので
なかなか画像に収められない…

この花はハシカンボクという名前なんだそうです。

【ハシカンボク】

【ハシカンボク】9月の開花

日本の固有種で屋久島、種子島から以南の琉球列島の、奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島、与那国島に産する。Wikipedia

亜熱帯原産ですが比較的耐寒性もあり、暖地では地植えも十分可能です。
和庭の奥の方で奥ゆかしく風に揺られている風景が最高だと思います。

ノボタン(シコンノボタン)によく似た葉をつけますが、花は小さく株もコンパクトにまとまります。葉は葉脈が目立ち、葉縁には鋸歯が入ります。株は大きくなっても1m程度で扱いやすい大きさに収まります。

ノボタン科の【ハシカンボク】葉がノボタンに似ている

ノボタン科の【ハシカンボク】葉がノボタンに似ている

和庭にぴったりで病害虫に強く、育てやすい。地味ながら素晴らしい植物です。

【ハシカンボク】とは

学 名:Bredia hirsuta
和 名:ハシカンボク(波志干木)
英 名:なし
別 名:のかいどう(野海棠)
科・属:ノボタン科ハシカンボク属
原産地:日本
草 丈:30~80cm
開花期:9~11月
花の大きさ:1cm程度
※花はピンクで中心部には白がのります。白花種もあります。
耐寒性:△
耐暑性:◎
耐陰性:△
特徴・草姿・花言葉
常緑小低木。とても丈夫です。
亜熱帯原産ですが寒さには比較的強く、南関東以西の暖地では霜よけ程度で屋外でも冬を越せます。寒さの厳しい年には落葉することもあります。





【ハシカンボク】

【ハシカンボク】

【ハシカンボク】の育て方

環境

日向~半日陰の乾燥しない肥沃な場所に植えれば手間もかからず育ちます。日当たりのよい場所では花つきが良くなり、半日陰の場所ではやや花つきが悪くなりますが、生育には問題ありません。むしろ真夏の直射光は葉焼けしやすくなります。

用土

肥沃な土を好みます。乾燥しすぎ・水切れに注意。

水やり

乾燥しすぎ・水切れに注意。

肥料

初夏と秋に緩効性肥料を適宜与えます。

植え付け・植え替え

適期は4~5月です。植え替えは表土を軽く落として一回り大きい鉢に植え替えます。

剪定

花が終わったら花茎ごと切り取ります。調子がよければ2番花を咲かせてくれます。

病害虫

細菌や昆虫に対する抵抗力が強いため、殺虫剤などを使用する必要がありません。

増やし方

春先に挿し木で増やせます。

【ハシカンボク】園芸家の評判は?

耐寒温度は5度くらいは必要で、以前に軒下に置いてあったところ寒さで枯れてしまったことがあります。

普通のハシカンボクは耐寒性はありませんが
このさくらこまちという品種は0度まで耐寒性があります。

日当たりが良く、湿気のある場所を好みます。
亜熱帯性植物ですが、寒さに比較的強く、霜に当たらなければ、戸外で冬越しも可能です。

植物Fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。