バラの葉っぱの緑色が薄くなってしまう【クロロシス】という現象をほっとけない

Last Updated on 2023年9月10日 by Taichi

ずっと【夏バテ】扱いしてきた

我が家ではとりわけ、夏の酷暑を越したか越してないかくらいの頃に頻発するのですが
バラの葉っぱがやけに緑の少ない薄~い色をしています。

バラの葉っぱの色が薄い

バラの葉っぱの色が薄い

葉脈がくっきり見えています。

バラの葉っぱの葉脈がくっきりと見えている状態

バラの葉っぱの葉脈がくっきりと見えている状態

これまでは、こういった症状は”バラの夏バテ”で片付けていましたが、
よくよく調べるとこの症状は【クロロシス】和名で白化、と呼ばれるものなのです。

クロロシスとは?

ウィキペディアによると、

植物学において、白化(はくか、黄白化、クロロシス chlorosis)とは、植物の葉中のクロロフィル濃度が不足している状態である。この状態の葉は黄色から白色となっている。光合成とそれによる糖の合成を行う能力が失われている。

クロロシスの語源はChlorisまたはギリシャ語で「黄緑色の」、「薄い緑の」、「色が薄い」、「(病気で)青白い」、あるいは「新しくて未熟な」という意味のkhlorosである。

ちょっと難しいですね。要するに、葉緑素(クロロフィル)が足りてないのですね。



なぜクロロシスになるのか?

なぜ葉緑素が不足するのか?それは、”微量要素が足りてない”から、というのが一番主だった理由のようです。
微量要素というのは、植物の生長の3大要素である窒素・リン酸・カリ以外の成分であるマグネシウムやカルシウムなどのこと。

拙宅の”クロロシス状態のバラ”に関してはおそらく…

先月の台風と大雨の中で鉢が倒れるなどして鉢土の表面が剝げ落ち、微妙に根っこがむき出しになっていたのに数日気づかず(意外とわからないものです)真夏の超高温に数日晒してしまった。その結果、根っこの吸い上げが弱まって微量要素が欠乏した…

と思います。

そもそも冬場の植え替えの時に、ほぼ同じ大きさの鉢に植え替えたこともあって根詰まりを起こしてしまったかもしれません。

【クロロシス】対策は

バラの苗自体が弱まっているので、こんな時には肥料を与えるのは逆効果になることが多いです。
私は自宅にあった”リキダス”を潅水&葉水してやりました。

“リキダス”に関しては、公式HPにはこう記述しています。

●植物の生育に必要な養分の吸収を高めるコリン、フルボ酸、アミノ酸、各種ミネラルを配合した、活力液です。
●3種類の有効成分コリン、フルボ酸、アミノ酸を配合。3つの相乗効果で植物本来が持っている力を引き出し、元気な植物を育てます。
●カルシウムをはじめ、各種ミネラル(鉄・銅・亜鉛・モリブデンなど)が、植物に活力を与えます。

クロロシス状態の枝葉はひとまず残しますが、夏剪定で優先的にカットして、その後伸びてくる枝葉に期待するのもひとつの考え方かと思います。

【クロロシス】は予防できるのか

日常の管理を怠らなければクロロシスにはならないと思う一方で、近頃の天変地異のような台風・悪天候ではバラを常に理想の状態で管理ることはできませんよね。

要は、日々観察を怠らず、症状がでたら対処してやる、ということですね。

植物Fan.TaiChi

【リキダス】の通販

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。