Last Updated on 2022年10月9日 by Taichi
10月に京都の花を愛でるなら?
10月の京都・四条河原町界隈は観光客も一杯で大賑わい。
私が味わいたい京都はこんなものではなくって…
咲く花の美しさ!そして、京都ならではの古めかしさ!いや失敬、
情趣深さ!それを感じたい!
そこで…
『10月に京都の花を愛でるなら』
と、検索をかけてみますと、
【酔芙蓉】【大乗寺の酔芙蓉】
というキーワードにたどり着きます。
酔芙蓉(すいふよう)
なんとまぁ艶やかな名前ではありませんか。即、今回の10月・京都の花の旅は
大乗寺で酔芙蓉を愛でる旅に決定‼️
便利な時代ですね~
大乗寺へのアクセス 趣たっぷりの裏道❓
大乗寺の最寄りの駅は
【御陵】…読めるかな❓️ごりょう、と思っていたが違うのです。
【みささぎ】みささぎ、と読みます。京都でクルマに乗っていると何回も目にする字なのに…?シラナカッタ
行き方は何パターンかありますが、一番距離が短そうな道を。
御陵駅の3番出口を左にちょっと行きまして。
「日ノ岡」という交差点を左に曲がって、大石道を行きます。
ここは、クルマや通りもまぁまぁありますが、
御近所が植えているキンモクセイの香りなどが心地よくスイスイと。
ほどなく右折すると、こんな道が見えてきます。
この先の地図を見ながらのルートは、
とても観光ルートとはよべない…険しく面白い❓️ルート。
大乗寺の裏の駐車場の近くに出てきます。
このまま裏から入るのも可能ですが、左に回って少し歩いて…
おそらく正規❓️の階段ルート、入口はこちら。
この険しい階段を 昇ろうとすると、ポタリと音がして…
酔芙蓉が落花しました。
1日花の終わりの姿かな…
いきなり風流‼️なんと趣深いのだろう。
ジワリながら階段を昇ると、こんな感じです。
ここは構わず奥へ奥へ?すると…
そんなに広くない空間に、ぎっしりと酔芙蓉の花々が咲いていました。
酔芙蓉の美しさを愛でる。
一日花の酔芙蓉の情趣は、
白く蕾を開き、薄紅に染まりながら全開し、更に紅色に染まりながら花としての務めを終える、なんとも儚い一日花のうつろい
…にある。
白から薄紅に変わる花の姿から、酔う芙蓉と名付けられたそうな。
天候次第で、花の彩りや開花のタイミングは様々らしい。
ひとつの房の中に、蕾と、満開と、萎れた姿。
これは仲良く三世代が同居しているのか。
一生の儚さを伝えようとしているのかな❓️
さてこの大乗寺の酔芙蓉、この京都の山中に自生していたわけではもちろんなくて、
といって京都のお寺によくある和風の庭園の趣もないです。
この大乗寺の酔芙蓉の歴史は、大乗寺が廃寺になりそうな頃に、住職さんが頂いた酔芙蓉を頑張って自分で挿し木に挿し木を重ねて、結果この風景を作り出したのだとか。
この京都の地において、なかなかヨソと違った趣を出していることは間違いない。
皆さまも、ゼヒ大乗寺へ。
植物fan.TaiChi
関連記事: