9月の京都は『梨木神社』で…【萩まつり】と、世知辛い日本の現実に出会えます

Last Updated on 2022年10月15日 by Taichi

別名『萩の宮』を訪ねました

梨木神社は、京都市上京区染殿町にある神社。旧社格は別格官幣社。明治維新に大きく貢献した三條實萬・三條實美父子を祭神とする。また境内には約500株のハギが植えられており、別名萩の宮とも呼ばれており、9月中旬から下旬には萩祭りがおこなわれる。 ウィキペディア

私が梨木神社の萩まつりを訪れたのは2022年の9月24日。
秋分のシルバーウイークです。

梨木神社

梨木神社(京都)

大きな第1鳥居の周りには萩の花がたくさん

大きな第1鳥居の周りには萩の花がたくさん

たどりつくまで全く知らなかったのですが…
この神社、第1鳥居と第2鳥居の間の参道に思いっきりマンションがおっ立ってるんですね。
大きな第1鳥居をくぐり抜けた途端に、マンションが立ちはだかっているんです!
マンションの名前は…イーグルコート。

梨木神社の中にあるマンション

このマンション建設に踏み切った2013~15年当時は、
相当話題になったとか。
Wikipediaにわかりやすく経緯が載ってます。

社殿の修復等の資金集めに苦慮していた2013年(平成25年)、境内の参道を含む土地をマンション開発業者に60年の定期借地権で貸し、その賃貸料を社殿の修復費用に充てることとしたが、その計画が神社本庁の承認を得られなかったことから神社本庁から離脱して独立し、単立神社となった。これにより、別表神社の列から当社は外された。

社殿の修復費用なんて国(税金)からが出てくるもんだと思ってましたが、出てこないんですね。

境内に500株の萩が

コロナ禍から少しづつ戻りつつある梨木神社の萩まつり

コロナ禍から少しづつ戻りつつある梨木神社の萩まつり

萩まつり、といってもバカ騒ぎするようなものではなくて、地唄・箏曲を聞いたり居合抜刀術を披露したり、静かに和を感じる時間でした。

今堀昌昭社中の地唄・箏曲@梨木神社 

今堀昌昭社中の地唄・箏曲@梨木神社 

今堀昌昭社中の地唄・箏曲@梨木神社

今堀昌昭社中の地唄・箏曲@梨木神社 

萩の花も見ごろ

萩の花も見ごろ

梨木神社の萩まつり

梨木神社の萩まつりでゆったりと時間を過ごす

その他、梨木神社の見どころは…

●御神木は桂の木で、「愛の木」と呼ばれます。2本並んでいるから?
●京都三名水(醒ヶ井・県井・染井)のうちの一つ「染井の水」が現存するのはここだけです。
●その現存する唯一の京都三名水を守るべく、神社境内にCoffee Base NASHINOKIがグランドオープン。「染井の水」で淹れたスペシャルティコーヒーを提供するそうです。

Coffee Base NASHINOKI

Coffee Base NASHINOKI 入店は行列で断念

●境内には江戸後期の国学者・上田秋成(雨月物語の著者)と、湯川秀樹博士の歌碑が建立されています。
湯川秀樹博士の歌碑

梨木神社にある湯川秀樹博士の歌碑

京都の神社も生き残りがかかっていて大変そう…ニッポンは大丈夫なのか?!という思いもありつつ、
ゆったりと過ごせた萩まつりに、感謝です。

植物Fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。