北海道のガーデンデザイナー上野砂由紀さんが語った「温暖化でもストレスなく園芸を楽しむ秘策」とは?

Last Updated on 2023年8月6日 by Taichi

年々確実に進む”温暖化”

今年(2023年)は
午前中にすでに体温を超える暑さになりましたね~
もう何日も雨が降らず、干ばつといってもいいくらいの日照り続き。
朝の水やりひとつとっても強いストレスを感じてしまいます。
そんな真夏のガーデニングの日々…

先日の園芸番組で造園家の村雨辰剛さんと上野砂由紀さんが対談していましたが、
その中で昨今の気候変動に関する話題となりました。

上野砂由紀さんは北海道・旭川で”上野ファーム”を営んでいる方で、
もはや園芸好きで知らない人はいないと思われる有名なガーデンデザイナー。

その上野さん、北海道の地でガーデニングの仕事に携わって20年以上になりましたが
今、何が難しくて何と闘っているのか?

実感する気候変動と、その秘策

上野さん曰く

「この20年で気候変動が進んだが特にこの2~3年でもそれは感じる。
今まで平気だったものが、
夏の気温が年々上がってきていることに加えて
ゲリラ豪雨のような雨が頻繁に降るようになったり
一方で、夏には干ばつ・日照りが続いたりするようになっている…」

そんな気候変動に対して、
豪雨にも干ばつにも耐えられる庭を造ることに挑戦中の上野さん。
上野さんが今チャレンジしている庭が《グラベルガーデン》



上野砂由紀さんの秘策《グラベルガーデン》

北海道の花の町・恵庭市のガーデン”はなふる”で上野さんが始めた庭がグラベルガーデン。
グラベル=砂利、つまり砂利の庭です。

◎砂利と少量のピートモスを混ぜ合わせる
◎あえて土は使わない
◎ちょっとロックガーデンのイメージ

どういった効果があるのかというと、

●砂利は豪雨がきても水が溜まらずによくぬけていく
●乾燥に強い植物ばかりを選んで植える
⇒⇒⇒干ばつ・日照りの中で水やりしなくても耐えてくれる

グラベルガーデンに植え付けている品種は

アルメリア
ロシアンセージ
セダム”フロステモン”
スカビオサ
オミナエシ
ペニセタム
エキナセア(シードヘッド)

これからの時代はすごく天気が極端。
その極端な環境に耐えられる植物を植えることで
ストレスを感じることなく庭づくりができるのではないか?

庭づくりって楽しくできるんだよ!
っていうことに挑戦したい
(上野さん談)

大いに勉強になりました。

植物Fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。