ウサギの耳が可愛いストエカス系ラベンダー 別名【フレンチラベンダー】の育て方チェック 意外と暑さには強い?

Last Updated on 2023年5月14日 by Taichi

“ウサギの耳”が可愛いラベンダー

ストエカス系(フレンチ)ラベンダー

ストエカス系(フレンチ)ラベンダー

ストエカス系ラベンダーは別名フレンチラベンダーと呼ばれています。
ウサギの耳のような形の花を咲かせるのが特徴です。
全体的に育てやすく夏越しも比較的しやすいとされていて初心者でも育てやすいラベンダーです。

【フレンチラベンダー】とは

学 名:Lavandula stoechas
和 名:ストエカス系ラベンダー
英 名:French lavender , Italian lavender , Spanish lavender , topped lavender , wild lavender
別 名:フレンチラベンダー
科・属:シソ科ラヴァンドラ属
原産地:カナリア諸島、スペイン、トルコ、アフリカ北部など
草 丈:品種によりまちまち 30~90㎝
開花期:4月~6月
花の大きさ:2~5cm
耐寒性:-3~-5℃
耐暑性:普通
耐陰性:△
特徴・草姿・花言葉
花穂の先端に「ウサギの耳」のような飾り包がつきます。
生育旺盛で育てやすい。カンファー臭の香りがします。




【フレンチラベンダー】の品種・バリエーションは?

【フレンチラベンダー】の品種は豊富です。ショッピングサイトを開くとその豊富さにちょっと驚きです。
枝葉の伸び方や花色のバリエーションなど画像や商品説明を参考に選びましょう。

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【フレンチラベンダー】の育て方

環境

フレンチラベンダーは年間を通して暖かく乾燥した環境で育ちます。
耐暑性はラベンダーの中ではある方で、耐寒性も西日本であれば露地植えで冬越しできそうです。
夏越しは特に多湿対策の剪定などマメに行い、冬越しはマルチングや二重鉢などで保温して凌ぎます。

用土

ラベンダーは、保水性・排水性が高くて保肥力の高い土を好みます。
鉢植えの場合、市販の培養土を使うと手軽です。
ラベンダー専用の配合土は、
赤玉土・鹿沼土・ゼオライト・軽石の組み合わせに有機石灰を配合して
ラベンダー好みの弱アルカリ性に調整しています。

基本の赤玉土7:腐葉土3の配合土でも育ちます。石灰を配合すればなおよしです。

水やり

ラベンダーは湿度が低く夏に雨が降らない地方の原産が多く、フレンチラベンダーも例外ではありません。
系統に関わらず乾燥気味に育てましょう。

地植えの場合は、植え付け後にしっかり水やりした後は自然に任せます。
鉢植えの場合は「乾いたらたっぷり」
鉢土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。冬場は間隔を少しあけ気味にした方がよいです。
ラベンダーは葉の上から水をかけると蒸れの原因になるので、水やりは株元に行います。
水のやり過ぎは蒸れや根腐れの原因になるので要注意。

肥料

ラベンダーは“肥料食い”と思われがちですが、それほど肥料は必要ありません。
植え付ける時に、緩効性の肥料を元肥として施したら、あとは新芽が動き出す春3月頃と、暑さが落ち着いた秋9月下旬頃に、元肥と同じ緩効性肥料を施しておけば十分です。

植え付け・植え替え

ラベンダーの植え替えは一般的に春・秋ですが、要は「ラベンダーが苦手な夏の暑さを咲けること」が第一。
どちらかといえば花が終わった後はすぐに暑くなってしまうので、夏の暑さをやり過ごして秋になってから植え替え、というのが植え替えの基本パターンです。
一方で、フレンチラベンダーはやや早めに1番花が咲いてくれるので、5月の中旬までに花を一度終わらせて同時に植え替え、という手もあります。

剪定

ラベンダーは剪定命!です。木質化~徒長~不格好、のサイクルにうまく剪定で対応してこんもりした株を保ちましょう。

●フレンチラベンダーは一番花が咲きはじめたら、その時点で剪定・収穫のタイミングです。もちろんある程度花を愛でて楽しんで、2番花を咲かせるタイミングで1番花を摘み取ってもいいでしょう。いずれにせよ5月下旬〜7月上旬の間には収穫・剪定をしましょう。
フレンチラベンダーの花首をカットしたあとは切り花やドライフラワーなどにして楽しめます。

●風通しをよくするための剪定も大事です。3月、5下旬〜7月上旬、9月、混み合った茎や伸びすぎた茎があれば、葉っぱを7~8枚は残して切り戻しましょう。

●フレンチラベンダーの強剪定は、秋が最適な季節です。
定植して2~3年目の10月中旬~11月下旬に最初の強剪定を行い、その後は毎年1回行います。脇芽を各枝に一つは必ず残して剪定し、冬越しに備えます。

病害虫

フレンチラベンダーは病気にも害虫にも強いですが、ハダニやアブラムシなど高温多湿時に発生する害虫には要注意です。発見次第即、駆除しましょう。

増やし方

フレンチラベンダーは挿し木で増やせます。挿し木の適期は5月~6月。
枝先の約7~8センチの部分をカットして挿し穂にし、1時間程度水に浸けてから挿します。
用土は赤玉土単用が簡単です。切り口の部分に発根促進剤をつけておくとより根の活着が良くなります。
根が育つまでは1カ月程かかります。

【フレンチラベンダー】園芸家の評判は?

水遣りですが、花が咲き始めた頃からは2日に1回は水をあげないと穂先が下を向いて水切れしてしまう感じです。
ラベンダーは乾燥気味に育てるとよく言いますが、意外と水が必要な気がします。
また、湿気は苦手なので小雨くらいならそのまま外に出していますが、大雨や雨が続く時は軒下に入れるようにしています☆

ものすごく豪華な花苞をしているラベンダーでした。
その名も、「マグナム・スター・パープル」
マグナム級に豪華なラベンダーです。
私は紫と白がミックスされたこのお色が好きなんですが、
純白バージョンもありました。

数あるラベンダーの中でも、フレンチラベンダーは夏の暑さに強く、丈夫でメンテナンスをあまり必要としないタイプのラベンダーです

植物Fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。