どれが根っこ?人気の観葉植物【ガジュマル】の育て方チェック

Last Updated on 2022年8月10日 by Taichi

ガジュマル人気は、明らかに愛嬌のある小太り?な幹の姿によるもの。でもこれ、下半分の足のように見える部分は幹じゃなくて根っこなんですよね~😅

通称【ニンジンガジュマル】根っこをむき出しにして可愛く見せている

通称【ニンジンガジュマル】根っこをむき出しにして可愛く見せている

【ガジュマル】とは?

【学 名】
Ficus microcarpaフィカス ミクロカルパ
※フィカス=イチジク。

【和 名】ガジュマル
【科・属】クワ科 イチジク属
【原産地】
沖縄・東南アジア・ミクロネシア・台湾・オーストラリア

※亜熱帯~熱帯地方に分布するクワ科イチジク属の常緑高木。もはや亜熱帯(?)となった日本ではますます人気が出るかも⁉️

【英 名】
Chinese Banyan
Malayan Banyan

【別 名】
ベンガルボダイジュ
多幸の木
絞め殺しの木

漢名:細葉榕、正榕、榕樹
※「榕樹(あこうじゅ)」はガジュマルの近種を含めた総称。「溶ける木」という意味であるが、他の木や障害物の間を縫って成長し、しなやかな気根を多く伸ばすなどして流体のような形状になることがあるため。

※ガジュマルは強健なことから「多幸の木」と呼ばれる一方で、ほかの植物などに巻きついて成長する姿から「絞め殺しの木」という別名でも知られています😵コワイネ!

※根や気根が岩やその他の樹木に絡まる、その
『絡まる』が語源で『がじゅまる』となったらしい…

沖縄の公園にて。至る所にガジュマルが!

沖縄の公園にて。至る所にガジュマルの独特の姿が!

※また、由来には諸説あり沖縄の地方名であったり(由来不明ですが)とか、
『風を守る』→『かぜまもる』→『がじゅまる』説もあるみたいです。

※沖縄では、ガジュマルにはキジムナーという精霊が宿っているという言い伝えがあります。小さな丸い葉が下向きにつくことから、風水では気分を落ち着かせる効果があるとされます🌿。

【開花期】不明 春頃

※春頃には花を咲かせます。薄黄色でつぼ状の直径1cmほどの花が集って咲きますが、花自体は果実の中に隠れているので、外から見ることはできません。

※ガジュマルは植物なんで😚アタリマエ 当然種から育てることもできるのですが、開花条件などはっきりしないことが多く個体差も激しい。そのため種があまり流通していません。

※ガジュマルを増やしたいときは、挿し木推奨です。

【特徴・草姿・草丈】

葉っぱだけ見ると、ごく普通に見えますね…🌿

葉っぱだけ見ると、ごく普通に見えますね…🌿

自生しているガジュマルは、20mを超える大木も珍しくありません。

一方100均も含めて鉢植えで育てているものたち。
このガジュマル、幹と思っているのはほぼ【根っこ】なのです。

ガジュマルのカワイイボディの半分は根っこ

ガジュマルのカワイイボディの半分は根っこ

私達は、やや育ったガジュマルの、丸みのある【根っこ】を幹と見立てて愉しんでいるのです。



ガジュマルの育て方

置き場所・環境

冬で外気温が5℃を下回る場合は、日当たりのよい室内で温度管理をしましょう。
…という指南がほとんどだが、拙宅では室内に余裕がないので、冬場も屋外(日当たりの良い軒下)で頑張って貰っている。-3℃くらいまでは何とか生きている‼️

用土

当たり前ですが…水はけ、水もちの良い土推奨。
◎基本用土の組み合わせ、赤玉土6腐葉土4でOK
◎観葉植物の専用土ももちろんOK

水やり

乾いたらたっぷり💦。露地植えは基本的に不要。

空中湿度を好みますので、葉水=葉に時々霧吹きで保湿させるとよいです。

肥料

ガジュマルはそんなに肥料食いではなく、肥料をあげなくても育ちます。肥料をあげることで枝葉が大きくなりすぎてしまったり、肥料やけをおこすことがあるので要注意。特に室内で育てる場合

大きく育てたい場合には、成長期の春から夏の間、月1~2回の頻度で肥料を与えます。肥料はN(チッ素)P(リン酸)K(カリ)の比率が、同一に近いものを選びましょう。時間をかけてゆっくり作用する、固形の緩効性化成肥料がおすすめです。

因みに観葉植物用の肥料であれば、ほとんどがNPK=10:8:8の割合になっているので、安心して使用することができます。

ガジュマルの植え替え

鉢植えの植え替えはマメに。2年以上植え替えていない株、若しくは鉢の底から根が出て根詰まり気味になったら植え替えをします。時期は5月~6月が適期。

関連記事:ガジュマルを、4月に植え替えてみる

ガジュマルの剪定

ガジュマルは1年中緑色の葉っぱを茂らせていますが、4〜9月によく生長し、10〜3月は生長がほぼ止まります。
成長期にはガジュマルは新芽が出やすく枝が良く伸びるので、夏頃までは剪定で自分好みの姿をキープするのも比較的簡単です。
時期は植え替え時期と同じ頃に行うのが理想的ですが、新芽はよく吹くので夏頃まで行えます。

4〜7月が剪定に適した時期です。

とはいえ、枝を切るとガジュマルは少なからずダメージを負うので、よく育つ時期の最初の方で剪定を行い、ダメージを最小限に留めます。
特に切り戻しや丸坊主などたくさんの枝を切るときは、期間を守るようにしてください。

ガジュマルの増やし方

ガジュマルは種が出回ることも少なく、剪定した枝を挿し木して増やすのが一般的。ガジュマルを増やしたい時は剪定時に意識して取り組みましょう。

剪定した枝を挿し木にするのがタイミング的にも一番良い方法と思われます。

剪定した枝を2~3節、10センチくらいにカットします。
節は目安ですのでだいたいで結構。
枯れ枝、元気のなさそうな枝は省いて…。

切り口から樹液が出てくることもあります。

洗い流してしまえば問題はないです。

下葉は切って、枝をななめに切ってください。

土は、
◎観葉植物用の土
◎赤玉土にバーミキュライトを少量混ぜて水もちを良くしたもの
など推奨。使い回しの土や安物で水はけが悪いものなどNG.

挿し木用の土として売られているものもあります。

うまく育ちますよう…😊
植物fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。