Last Updated on 2022年1月30日 by Taichi
スイセンの株元に目をやれば…
植物園を散策するのはあらゆる季節で新しい発見があって楽しいものです。
凛と咲くスノードロップを発見。なんてカワイイ!
【スノードロップ】とは
学 名:Galanthus L.
※ギリシア語のガラ(乳)とアンサス(花)の合成語
和 名:マツユキソウ(待雪草)
英 名:Galanthus Snowdrop
別 名:ガランサス
科・属:ヒガンバナ科ガランサス属
原産地:ヨーロッパ~コーカサス山脈
草 丈:10cm~15cm
開花期:1~3月
花の大きさ:2cm程度
耐寒性:〇
耐暑性:△
耐陰性:〇
特徴・草姿:
球根植物。真冬に白い花を俯いて咲かせる風情はまさに白い妖精のよう。
毎年掘り上げる必要もなく育てやすい。
スノードロップの品種 オススメは…
この【スノードロップ】、国内市場に出ているのは主にガランサス〈ニヴァリス〉とガランサス〈エルウェシー〉の2種だが、〈ニヴァリス〉よりも〈エルウェシー〉がオススメ。理由は簡単で、ニヴァリスは2年でダメにしてしまったが、エルウェシーはずっと育っている。
可愛さでは負ける、やや大ぶりのエルウェシーだが、間違いなくエルウェシーの方が球根らしく丈夫に育ってくれる!…と、思っている。
【スノードロップ】の育て方
環境
スノードロップは水はけのよい環境を好みます。
夏場は休眠し、冬の寒さにしっかりあたらないと発芽しません。
用土
鉢に植え付ける場合には、一般的な園芸用の培養土でよいかと思います。
地植えにする場合には、あらかじめ腐葉土やバーク堆肥などを混ぜ込んで水はけのよい土壌を作っておきます。
水やり
露地植えの場合は植え付け時以降は必要なし。鉢植えは、基本的に乾いたらたっぷり。
かつてスノードロップの育て方を間違えたのが、夏場の水やりを控えすぎたこと。乾燥のさせすぎは良くない。ただ、エルウェシーは乾燥にも強いらしいので期待!
肥料
植え付けの際に、緩効性の化成肥料を与えます。
花が終わったら、葉が枯れるまで薄めの液肥を2週間に1回のペースで与えます。
植え付け・植え替え
スノードロップの植え替え(植え付け)は、葉が枯れた9月中旬あたりが良いです。
増やし方
基本的には分球で増やす。球根を掘り上げる時に分けて植え付け直せばよい。
種から育てることもできるが、分球に比べて時間がかかるし難しい。
タネは花後そのままにしておくと…
クリスマスローズ開花の裏で…
紅葉が終わる年末、クリスマスの頃にはもうクリスマスローズの蕾があがりはじめてそちらに目が向かいがちなんだけど…
新芽フェチにはたまらないのが、このスノードロップの新芽!
新芽フェチにはまさに垂涎=ヨダレモノ、なのです。
スノードロップの花言葉
スノードロップは人にプレゼントしにくい。という定説をご存知だろうか。花言葉がなんと【あなたの死を望む】なんて言葉なんだそうだ。(°°;)マジ?
植物fan.TaiChi
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