猛暑に強い真夏のエース【ケイトウ(セロシア)】豊富なカラバリや育て方など総チェック!

Last Updated on 2022年10月25日 by Taichi

8月・真夏の直射を受け止めて【ケイトウ】が咲いてます!

ホントに夏に強いヤツだな~!と思います。ケイトウ。

【ケイトウ】の花畑@淡路島・花さじき

【ケイトウ】の花畑@淡路島・花さじき

ケイトウは、「夏に強い」「元気に咲く」花です。猛暑にも強く、花持ちがとても良いので咲いた後のお手入れも簡単です。ガーデニング初心者にも超おすすめの植物です。

【ケイトウ】とは

学 名:Celosia argentea,Celosia cristata

ケイトウ は、ヒユ科の一年生植物。学名は燃焼という意味のギリシャ語に由来する。ケイトウの花が燃え盛る炎を彷彿とさせるのが根拠と思われる。Wikipedia

和 名:ケイトウ
英 名:Cockscomb(コックスコウム)※雄鶏のトサカの意味
別 名:トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)
科・属:ヒユ科ケイトウ属(ヒユ属)
原産地:インド、熱帯アジア
※日本には奈良時代に渡来
草 丈:0.1~2m
開花期:7月~11月
花の大きさ:
耐寒性:✕
耐暑性:◎
耐陰性:△
花言葉:ケイトウの花言葉は「おしゃれ」「気取り屋」「風変り」

ケイトウ=鶏の頭、だけではない

ケイトウといえばまさに【鶏の頭の花】という刷り込みで、下の画像のような…

(楽天市場)
炎のような鮮やかな花色で昔から夏~秋の花壇を彩り、親しまれているなじみのある花で、Wikipediaにも、

花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの系統がある。ヤリゲイトウでは尖っている。Wikipedia

…という記述があるように、様々な花色・花姿のものがあり、新たな品種が続々と生まれてきています。

トサカケイトウ

元祖・ケイトウともいうべき、花房が扁平な形をしているケイトウの一品種です。学名Celosia cristata

久留米ケイトウ

トサカケイトウの園芸品種。花が球状になり見栄えがします。久留米市で品種改良がなされたのでこの名がつきます。

羽毛ケイトウ

花冠が羽毛のように柔らかいケイトウなので、フサゲイトウ(房鶏頭)とも呼ばれます。

中高性の羽毛ケイトウ【センチュリー】シリーズ

中高性の羽毛ケイトウ【センチュリー】シリーズ

ノゲイトウ(野鶏頭)

ケイトウとは別種とされていますが、ヒユ科ケイトウ属の1系統。学名Celosia argenteaからとって【セロシア】の名がよく使われています。

ノゲイトウ【セロシア・ホルン】

ノゲイトウ【セロシア・ホルン】

スリムにスッと立つケイトウがノゲイトウ(セロシア)という分け方ですね。
【ノゲイトウ(セロシア)】ジニアなどとあわせて

【ノゲイトウ(セロシア)】ジニアなどとあわせて





【ノゲイトウ】丈夫で真夏にしっかりと咲く

ノゲイトウ【セロシア・アジアンガーデン】丈夫で真夏にしっかりと咲く

【ケイトウ】の育て方

環境

日当たりと水はけのよいところ推奨。土質はあまり選びません。乾燥を好み、排水不良の土地では株枯れが起ることがあります。
室内なら窓際のスペースなどを確保しましょう。
生育の適温は15~30℃です。品種によって、草丈や株張り、分枝の程度がかなり異なるので、場所やスペースに応じて選ぶようにします。

用土

肥よくなところでは葉が大きく茂りすぎます。やせた土地で堅く小さめに育てたほうが見栄えがよいです。鉢植えで育てる場合は市販の草花用培養土や、赤玉土7:腐葉土3の基本配合土で十分育てられます。 やや酸性を嫌う性質ですので少量の苦土石灰を混ぜておくとよいでしょう。

水やり

ケイトウは根がしっかりと張るまでは乾燥させないようにしましょう。特にまだ苗が小さいうちは、土が乾燥しきらないうちに水やりをしましょう。しっかり根付いてからは、基本通り「土の表面が乾いたらたっぷり」と水を与えてください。生育旺盛で開花期の夏に水切れさせてしまうと、生育が著しく衰えますので土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。

肥料

ケイトウの庭植えでは、肥料はほぼ不要です。よほどのやせ地でない限り、無肥料で栽培し、生育の状況を見て追肥で加減するのが無難です。肥料が多いと花穂や茎葉が大きくなりすぎ、軟弱になりやすいです。
鉢植えでは、本葉3~4枚のころから蕾が出るまで、月に3回くらい液体肥料を施します。

植え付け・植え替え

移植を嫌うので、花壇や鉢に直接タネをまくか、ポットにまいて育苗してから根鉢を崩さないよう注意して植えつけます。植えつける際は、根を切らないように注意します。

剪定

夏の開花の後、やや深めの切り戻しをしてやると、脇芽が出て秋にふたたび花を咲かせてくれます。

増やし方

ケイトウは非耐寒性一年草ですから、毎年タネまきで増やすのが一般的です。個体差が出るので、自家採種をするときはよい株を選んでタネとりをします。タネは春まで乾燥貯蔵しておきます。嫌光性のタネなので、軽く覆土して、発芽まで新聞紙などをかぶせて光が当たらないようにしておきましょう。
タネの発芽適温は20~30℃で、ヤエザクラが咲く4月下旬以降から8月頃までタネまきができます。ケイトウは相対的短日性の植物なので、遅くまくほど草丈が低く開花します。

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。