Last Updated on 2023年5月3日 by Taichi
【パキラ】は、勝利の木!
暑さにも乾燥にも強くてなかなか枯れないし、剪定しないとどんどん上に上にと伸びていくパキラ。
パキラにまつわる以下の物語も、あながち作り話ともいえないのではないでしょうか。
昔々ある貧しい村では、パキラを植えて育てていました。
パキラはその生命力と成長力でどんどん生育し株を増やしていきました。
そこで村の人たちは、増えたパキラを売りに出すことにしました。
するとパキラは次から次へと買い手がついてあれよあれよという間に
貧しい暮らしから抜け出すことができたそうです。
パキラをビジネスに結び付けて貧困から脱出したエピソードです。
この物語から、パキラには「勝利」という花言葉がつけられたとされています。
もはや熱帯の日本にぴったりのパキラ
パキラの原産地は、熱帯地方の中南米。高温多湿の気候の中で、スクスクと育っています。
日本でパキラが育てやすいのは、もはや熱帯といえる夏の気候が中南米と似ているからですね。
パキラはもともと果樹やパルプ材にするため台湾に導入され、30年ほど前にこれを観葉植物に利用しようと日本に輸入されました。パキラ・アクアティカ(Pachira aquatica)と呼ばれていましたが、その後この名前が誤りであることがわかり、現在ではパキラ・グラブラ(P. glabra)が正しい名前とされています。
【パキラ】とは
学 名:Pachira glabra
和 名:パキラ
英 名:Pachira
別 名:パキラは先程の「勝利」のエピソードから「Money Tree(発財樹)」という別名があります。 金運にも効果が期待でき、まさにビジネスの運勢を底上げしてくれる最高の観葉植物です。
科・属:アオイ科パキラ属
原産地:中南米
草 丈:10㎝~20m
開花期:6~7月 ※実生株で、10年ほど経たないと花は咲かない
耐寒性:✕
耐暑性:◎
耐陰性:〇△
特徴・草姿
パキラの幹は太く、子株のときは緑色ですが、大きく育つと木質化して灰緑色になります。葉は掌状葉で小葉は5~9枚、光沢のある濃緑色で楕円形です。大きく育てると、淡緑色の花弁と200~250本の雄しべをもつ花をつけます。
一般に見られるパキラは、苗を3~5株編んだ株や、幹の基部がふくらんだ株をミニ観葉や大鉢仕立てにしたものです。
【パキラ】の育て方
環境
私の場合は、基本的に自宅のパキラは鉢植えにして
〇11月初旬~5月GWまで室内の日当たり
〇上記以外の初夏~秋は屋外の日当たり
で、育てます。
10℃前後が生育の下限としていますが
それほど神経質にならなくても大丈夫です。
室内に置く場合は、午前中の日当たり(窓越し)がしっかりしていればよく育ちます。
パキラは置き場所を動かすたびに、一旦葉が落ちてしまいます。
枯れてしまったんじゃ?と思うくらいまとまって落葉します。
ですが、すぐに新しい葉を展開します。うちのパキラは落葉の後枯れてしまったということは一度もありません。
用土
用土は水ハケのいいものを選びます。観葉植物の専用土がオススメですが、赤玉土7:腐葉土3の基本用土でも全く問題ありません。
水やり
パキラへの水やりは通常の【乾いたらたっぷり与える】ペースの水やりで大丈夫です。
パキラは乾燥には強いです。少々乾燥気味にしても枯れたりしません。
肥料
生育期の春~秋には緩効性の化成肥料を与えます。パキラはそれほど肥料を必要としませんので2ヶ月に1度、株元に蒔いてやります。
植え付け・植え替え
パキラの植え替え・植え付けの適期は5~9月です。
パキラはそんなに根はりが強くないです。
植え替えは基本的にはひとまわり大きな鉢に植え替えますが
根はりが強くなければ同じ大きさの鉢で大丈夫です。
【パキラの育て方】できるか11月の植替
剪定
パキラは剪定が大変しやすい植物。
【5月に切って、7月に芽を出させる】
これが基本です。7月以降に切ると気温が下がっていく中で芽を出しにくいし、
春先にあまり早く切ってしまっても同様に芽を出しにくいです。
とはいえ夏場の生育旺盛なパキラ。
7月に剪定した枝から8月にしっかり芽をだしてきました。
パキラの増やし方
挿し木で簡単に増えます。5月~6月の剪定の時期に切った枝を使うのが簡単です。
【パキラ】園芸家の評判は?
先日あまりにも大きく成長しすぎたパキラの木を思い切って伐りました
部屋の天井に届くほど大きく成長したので、ちょっぴりかわいそうにも思いましたが、思い切って
鉢を大きくしたせいか、のびのび成長してしまいました
こんなに大きくなるとは思いもしませんでした。
元々2つしか鉢がなかったのに
今では家のいたるところに…
いや、悪いことじゃないんだけど
ちょっとこの勢いに驚いてる…
3年ほど前初めて花が咲きました。
本当にこの時はビックリして、びっくり
感動しました。とても良い香りがします
甘く懐かしい
なんとも言えない
香りです。
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