Last Updated on 2024年1月8日 by Taichi
ハート形の花びらがカワイイ
誰もが知る花、
これぞ日本の晩秋~冬の花ともいうべき
【サザンカ】
サザンカの花びらはハート形をしているのですね。 サザンカは日本の固有種でツバキ属の植物。名前の山茶花(サザンカ)の由来は、ツバキの中国名である山茶花(さんさか)が訛ったものといわれています。
ツバキとサザンカは【散り方】の違いで見分ける
サザンカは基本的な性質がツバキと似ていますが、ツバキと比べれば花も小柄で園芸品種も少なく、5~7枚の花弁は基部で合着していないので、花が終わるとハート形の花びらが1枚ずつばらばらと散る様子がツバキと見分けるポイントです。
ツバキは枯れるときにボトッと花の根元から落ちるため、戦国時代に武士の間で縁起が悪いといわれ、逆にサザンカが縁起物として歓迎されてきました。
サザンカは新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があるところからも見分けられます。
【サザンカ】はツバキよりも花期が早い
冬の季語にされるなど、サザンカには寒さに強いイメージがあるが、開花時期に寒気にさらされると花が落ちること、四国・九州といった暖かい地域が北限である事などから、原種のサザンカは特に寒さに強いわけでは無い。品種改良された園芸種には寒さに強く、真冬でも花を咲かせる品種も少なくない。
Wikipedia
サザンカはツバキよりは耐寒性が弱いので冬に−5℃より気温が下がるような場合には防寒が必要とされています。
【サザンカ】はもともと白花だった
町で見かけるサザンカは赤ばっかりなんで、サザンカは元から赤い花なんだと思ってましたが違うようです。
野生の自生種では花色は部分的に淡い桃色を交えた白色であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は、濃い紅色や白色やピンクなど様々である。
Wikipedia
元々サザンカは白い花で、園芸品種として赤やピンクも出回るようになったということです。
【サザンカ】とは
学 名:Camellia sasanqua
和 名:サザンカ
英 名:sasanqua,camellia
別 名:山ツバキ、小ツバキ、油茶、カタシ、山茶、梅茶など
科・属:ツバキ科ツバキ属
原産地:日本(四国・九州・沖縄)
樹 高:1~10m
開花期:12月~4月
花の大きさ:5~8 cm
耐寒性:○ サザンカはツバキよりは耐寒性が弱く、冬に−5℃より気温が下がるような場合には防寒が必要
耐暑性:○
耐陰性:○
花言葉
サザンカの花言葉は、他の草花が枯れてしまう冬の寒い時期に花をつけることから。
「ひたむきな愛」「ひたむきさ」「理想の恋」「困難に打ち勝つ」など。
【サザンカ】の品種・バリエーションは?
‘獅子頭”勘次郎”乙女サザンカ”昭和の栄”富士の峰”日の出富士”朝倉’など広く普及している品種が多い。
楽天より’富士の峰’
【サザンカ】の育て方
環境
サザンカは基本的に日当たりの良い場所を好みますが、西日は避けたほうが無難で、半日陰程度の場所を選ぶのがオススメです。日陰でも育ちますが花数が少なくなりがちです。
用土
サザンカは有機物の多い弱酸性の土を好みます。水はけも大事です。
鉢植えでは、赤玉土(中粒)・鹿沼土(中粒)・完熟腐葉土orバーク堆肥を同量ずつ混ぜたものなどがよいです。
地植えの場合は肥沃で水はけのよい適湿場所を選びます。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えでも開花期は花弁を広げるために水を必要とするので、植えつけてから2年未満の株はたっぷりと水やりしましょう。庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は水やりの必要はありませんが、雨が少なく土の表面が乾くようなときはたっぷりと与えます。
肥料
サザンカを植えつけるときには元肥を施します。あとは毎年2月の寒肥をやれば十分です。
鉢植えの場合は、元肥のあとは緩効性の肥料を春と秋の2回、置き肥として施すとよいでしょう。
植え付け・植え替え
鉢植え・地植えともに3月中旬〜4月中旬が植えつけの適期です。本格的な寒さが来る前の9月中旬〜10月上旬も植えつけは可能です。
剪定
サザンカの剪定適期は、成長期の3〜4月上旬です。
病害虫
チャドクガというドクガの仲間の幼虫(毛虫)には要注意です。チャドクガは卵・幼虫・繭・成虫とも毒針毛を持っていますのでチャドクガの幼虫がひとたび発生すると、大量の葉が食べられるだけでなく、刺されると腫れてかゆみがひどく他の害虫よりもたちが悪い。
増やし方
挿し木が簡単で増やしやすいです。適期は6~8月。
植物Fan.TaiChi
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