キク科じゃないのにキクを名乗る
つい先日、街角で見つけたマツバギク。
新大阪駅の敷地内。

マツバギク
こうして眺めてみると、鮮やかな紅い花が小さな花火のようで美しい。
癒されます…
このマツバギク、「キク」を名乗っているが、正確にはキク科ではないのです。
もちろん、マツでもありません。
マツバギクはハマミズナ科で、南アフリカ原産なのです。
マツバギクという名前は、明治の頃に日本に入ってきた時に「見た目」でつけられた名前のようですね。
花は一見キクにも似ている。花弁は細いものが多数並ぶ。花弁が紫色で、やや光沢がある。朝に花が開き、夕方に花が閉じる。春から夏にかけ、長期間開花を繰り返す。Wikipedia
まぁ、こんな「嘘つきネーミング」もこうやってブログの話題になるということなら
そう悪くはないのかも。

近所のマツバギク。グランドカバーとして優秀
キクじゃないキクは色々ありそうですね~
そういえば、ずっと手入れして見守っている【シュウメイギク】も
キンポウゲ科でアネモネの仲間。
つまりこれまたキクじゃないキク。

シュウメイギクの花
或る時期日本の植物学者たちは兎に角、姿がどこかキクに似ていれば
「ホニャララなキク」と名付けていたのではないか。そう思えるくらい
日本人にとってキクは馴染みのある花なのだなぁ。
逆に、キク科なのにキクを名乗らない…
さて我が家の庭のキク科をちょっと調べてみると
【ユリオプスデージー】【ツワブキ】
どちらも花を見れば一目瞭然のキク科
といったところだが、こちらは逆に、キク科なのにキクを名乗っていない…⁈
そしてなんといっても長いつきあいのキク科が【カレープラント】である。

カレープラントの花。この花ではキク科とはイメージできない…
カレープラントがキク科だとは正直気づかなかった…
いっそカレーの香りがするキク→【カレーキク】と名付けて
園芸フリークの耳目を改めて集めてみては如何だろうか。
植物fan.TaiChi
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