非核都市に平和のバラ【レッドヒロシマ】×【メイ・ピース】

Last Updated on 2021年8月15日 by Taichi

非核平和都市宣言。

聞いたことがあるような、ないような言葉ですが、

地方自治体が自身を非核地帯(Nuclear Free Zone)と宣言するか、または核兵器の廃絶を内外に訴える宣言を表明することで、その宣言を発した自治体を「非核宣言自治体」あるいは単に「非核自治体」と呼ぶ。Wikipedia

ということなんです。

地元の大阪・吹田市も

吹田市は、平和を希求する市民の総意のもと、人類共通の願いである恒久平和の実現と核兵器の廃絶を願い、昭和58年(1983年)8月に非核平和都市宣言を行いました。

そして1991年、吹田市の非核平和都市宣言の事業の一環として、市内の片山公園にバラを植樹し【平和のバラ園】としました。平和のバラである「メイ・ピース」、「レッド・ヒロシマ」、「ヒロシマ・チルドレン」、「ヒロシマ・スピリット」、「ヒロシマ・アピール」などが植えられています。

平和の紅バラ【レッドヒロシマ】

【レッドヒロシマ】

【レッドヒロシマ】

紅バラ【レッドヒロシマ】は、広島バラ園の田頭数蔵氏の作出によるもの。

【レッドヒロシマ】

【レッドヒロシマ】

系 統:ハイブリッドティー
花 色:ローズレッド
花 型:半剣弁高芯
咲き方:四季咲き
花 径:15cm
花弁数:35枚
樹 型:株立
樹 高:中
香 り:微香
作出年:1990
作出者:田頭数蔵(日本)
耐病性:強

田頭数蔵さんは、16歳で原爆に遭い、焼け跡のバラックで苦しい生活を送っていた時、近所の人が育てていたバラの美しさに心を奪われた。「焼け野原を花でいっぱいにしたい」。そう願い、25歳で現在の広島市安佐南区でバラ園を開業。40歳の時に現在の廿日市市友田で「広島バラ園」を開き、新種の開発を続けてきた。(中国新聞デジタルより)

メイ・ピース

一方、同じバラ園に咲く【メイ・ピース】

平和のバラ【メイ・ピース】

平和のバラ【メイ・ピース】

平成9年に広島から吹田に贈られた新種のバラに対して公募で「メイ・ピース」と命名されたそうです。

平和なくして庭は語れないですから。

植物fan.Taichi
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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。