夏後半…秋ガーデニングに向かうのに【バッタ】の食害がなかなかヒドい!

Last Updated on 2023年9月24日 by Taichi

ヤマアジサイ【富士の滝】が齧られて穴だらけ

8月の後半、朝夕の暑さが若干和らいで
庭パトロールも少し真面目にやらねば、と思う時期に…

ヤマアジサイ【富士の滝】の葉っぱが齧られて、穴だらけに。

葉っぱが穴だらけのヤマアジサイ【富士の滝】

葉っぱが穴だらけのヤマアジサイ【富士の滝】

葉の裏を見ても、虫の存在が認められず。
ちらちらと見えるのは、小さなバッタが跳ね回っているくらい。

ん?バッタが犯人?

葉を食害するのは青虫・毛虫のイメージが強すぎて、
叢(クサムラ)を跳ね回るバッタが庭のアジサイの葉っぱを食害するイメージが
全くありませんでした。

我が家の夏の食害はバッタが犯人

犯人は【オンブバッタ】

犯人は【オンブバッタ】

ひし形ボディの三角アタマ、小ぶりでカワイイと言えなくもない、
オンブバッタ。
ウチのヤマアジサイを食べつくした犯人はコイツです。

日本全土・朝鮮半島・中国・台湾まで、離島を含む東アジアに広く分布する。九州以北では、翅がない幼虫が5月頃から出現し、成虫へは8月-11月頃に成長する。Wikipedia

幼虫の期間は、葉っぱを食べても量的にあまり目立たない。成長した8月が食べ盛り、と考えるとタイミングも合いますね。

バッタ類の多くは日当たりのよい草原に生息し、イネ科やカヤツリグサ科の植物を食べるが、オンブバッタはクズ、カナムグラ、カラムシなど葉の広い植物を食べる。(中略)
また他のバッタ類が全くいないような都市部でも、緑地帯、空き地、庭園、花壇、家庭菜園などに生息する。このような環境では花卉や野菜の葉を食べて害を与えることもある。Wikipedia

オンブバッタだけ、食べ物の趣味がほかのバッタと違う、とは!

園芸植物では特にキク科、シソ科、ヒユ科、タデ科、ナス科、ヒルガオ科が良く狙われる。何故かマメ科植物の優先度は下がる(全く食べなくなるわけではない)。

シソ科のハーブ、キク科のツワブキも餌食に

ウチではなぜかヤマアジサイが徹底的に食べられますが…
よくよくパトロールしますと、
シソ科といえば、ハーブの【レモンバーム】

食害された【レモンバーム】

食害された【レモンバーム】

レモンバームはウチの通路を塞がんばかりによく生え広がっているので食害されているのもよくわかりませんでしたが、鉢植えにしたレモンバームがまる坊主にされたことで、オンブバッタの狙い目であることがよくわかりました。
【レモンバーム】にオンブバッタが…

【レモンバーム】にオンブバッタが…

そしてさらに、ひどくやられたのがキク科のツワブキ。
食害された【ツワブキ】

食害された【ツワブキ】

ダイモンジソウやツユクサもちょいちょい食われています。

食害された【ダイモンジソウ】

食害された【ダイモンジソウ】

葉っぱの表面がかじりとられたようにかすれています。




薬で駆除するべきか?

さてこのオンブバッタですが、8月頃に羽化した成虫が土中に40個ほど産卵し、そのまま冬を越します。
そして翌年5月頃から、成虫と同じような姿の幼虫が出現。幼虫は5回脱皮して成虫になります。

5月~8月に成長するなかなか厄介なオンブバッタ。
クスリでやっつけるか…?

バッタ類に関する記述があるのが【スミチオン】

このほかにオンブバッタ専用の農薬も今はなさそうです。

オンブバッタをやっつけるために農薬を持ち出すのも気が引けますしね…
人に見つかってもすぐに逃げないし、すっと網で草をなでるようにすると簡単にすくいとれるし、箸でつまんだら口から威嚇用の汁を出しますがそのまま放り出せるし、
まあ、その場対応ということにしておいてやろうかな。

このオンブバッタは、なぜか新芽を食害しないんですよね。
ヤマアジサイは落葉樹。どうせ葉っぱは生え変わるのだから、と思えなくもない。
今のところは。

植物Fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。