和バラの【ノイバラ】が「元祖・バラ」なワケとは?

Last Updated on 2021年8月14日 by Taichi

勝手に生えてきたにしては、美しい

いつから我が家の敷地に居座っていたのかは、定かではない。
しっかりと蔓を伸ばして花を咲かせるまでに
それなりの年月…といっても3年くらいか?…を要しているはず。

我が家の【ノイバラ】

我が家の【ノイバラ】

【ノイバラ】
日本を代表する野生のバラ。和バラの元祖ともいうべきか。

花を見れば、このバラ科ならではの花つきが、なんとも可愛らしい。
トゲがきついのだけどこの場所でキープしてみたくなるのです。

バラ科の基本形?ともいうべきノイバラの花

バラ科の基本形?ともいうべきノイバラの花

雰囲気がよく似ている花は…例えばワイルドストベリーの花。同じバラ科なだけに。

バラ科の仲間【ワイルドストロベリー】の花

バラ科の仲間【ワイルドストロベリー】の花

桜もバラ科。やはり似てますね。

桜の花。これもバラ科

ユキヤナギも、実はバラ科(シモツケ属)

ユキヤナギもバラ科

ユキヤナギもバラ科

【ノイバラ】とは

ノイバラ(野茨、学名:Rosa multiflora)は、バラ科の落葉性のつる性低木。ノバラ(野薔薇)ともいう[3]。日本のノバラの代表的な種。沖縄以外の日本各地の山野に多く自生し、枝に鋭いトゲがある。赤い果実は、利尿や便秘の治療に薬用される。Wikipedia

【和 名】ノイバラ(野茨)ノバラ(野薔薇)
【英 名】Rosa multiflora
【系 統】原種
【原産地】日本(北海道西南部~九州) 中国・朝鮮半島
【樹 形】Cl つる性
【花の大きさ】小輪 (花径2cm)
【花の色】白 淡紅
【花の形】平咲き 5弁
【香 り】中香
【咲き方】一季咲き
【樹 高】1~5m
【病害虫】ハダニに注意

【ノイバラ】はフロリバンダローズ生みの親?

現代のバラ界におけるスター街道とも言うべき強健・多花性の【フロリバンダ系】

この系統の源流をたどると、ノイバラにたどり着きます。

房咲きの性質を持つ日本の野生種ノイバラと、四季咲きの性質を持つコウシンバラの交配でできたのが、ポリアンサ系。 そのポリアンサ系とハイブリッドティー系のバラを掛け合わせ、ハイブリッドポリアンサ系の第1号品種、
「エルゼ・ポールセン(Else Poulsen,1924)」が誕生しました。
それが後にフロリバンダローズと紹介され、世界中にその名前が知られる様になったのです。

植物fan.Taichi
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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。