真冬のガーデニング必須作業⇒⇒⇒冬のバラ・アジサイ&落葉樹に【寒肥】を! 

Last Updated on 2023年1月28日 by Taichi

寒さの底でガーデニング

日本中が底冷えする1月下旬

日本中が底冷えする1月下旬

温暖化といっても寒い時期は寒い!

1月下旬~2月のバレンタインデーくらいまでが日本の1年で最も寒い時期ですよね。1月下旬の今日、我が庭では-3℃を記録。

そんな中で購入しました、【寒肥】

【寒肥】を購入

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寒肥(かんごえ)とは?

寒肥=かんごえ或いはかんぴ、と読みます。
文字通り、寒い冬の時期(12月~2月)の肥料のことです。

冬の間にゆっくりと効いてくる肥料を土中に埋める(或いはばら撒く)ことによって
春の芽出し時には樹木・植物がしっかりと栄養を吸い上げ、成長促進につながります。

冬、庭や畑の草木が成長を止めて休んでいる間に
寒肥を施すことで土の中を少しづつ栄養豊富にして
春の活動開始時期には完ぺきなスタンバイ状態にできるというわけです。

樹木の成長が止まっていて、しかも寒くてガーデニング作業自体が億劫になりがちな冬の時期ではありますが、寒肥は庭木肥料の中で最も大切な肥料で、寒肥をやるかやらないかで春以降の樹木・植物の生長・開花・結実の具合が相当変わってきます。アジサイも例外ではありません。寒肥はその後1年間の成長を決めるので忘れずにしっかり与えましょう。



寒肥はどの肥料でもいいのか?

寒肥には有機肥料が最適です。
有機肥料:油粕・魚粉・鶏糞など、植物性または動物性の有機物(炭酸そのものを除く炭素を含む化合物)を原料にした肥料のこと。
⇔これに対し、鉱物などの無機物を原料として、化学的方法により製造された肥料を化学肥料といいます。

有機肥料⇔化学肥料

この2種の肥料は見た目も違うように、効き方がかなり違います。

有機肥料

土の中の微生物の餌として分解されることで植物が吸収できる養分に変わるため、一般に即効性はありませんが、効果は長く続きます

化学肥料

水に溶け込むことですぐに植物に吸収されるため、即効性が高い反面、(特殊な加工を施した肥料を除いて)効果が続く期間は短いのが特徴です。

さらに、有機肥料を与えることで微生物の種類が増え、植物が育ちやすい土になることが期待されます。微生物によって分解されなかった有機物の一部は土に残り、団粒形成の促進に寄与します。その結果、土の通気性や保水性が高まります。
この効能は、化学肥料にはありません。



寒肥の与え方

樹木の枝先の真下が寒肥を施すポイント

樹木の枝先の真下が寒肥を施すポイント

樹木・植物は根の先あたりから養分を吸収しますので、根の先がある樹木の枝先の真下に10~30センチ程度の深さの穴を掘って、肥料を与えます。
穴の掘り方によって壺肥(つぼひ)、輪肥(りんぴ)、車肥などの方法がありますが、壺肥(つぼひ)と呼ばれる、数か所(4~6か所くらい)のポイントに穴を掘って同量与える方法が楽ですし効果も十分ありますのでよいでしょう。

壺肥(つぼひ)のポイントがわかりやすいツイートを拝見しました。
↓ ↓ ↓

与える量は、購入した有機肥料の袋に規定量が記載されていますので参考にしてください。

庭に穴を掘りにくい場合は…

庭木の根が張っているなどして、庭木の周辺に穴を掘りにくい場合は有機肥料をまくだけでも大丈夫です。
寒肥は穴を掘って埋める方が効果的ですが、寒肥をしないよりは寒肥を蒔くだけでも効果があります。

植物Fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。