庭植えしやすい!里山ガーデンで群生させたい【シラン】の育て方総チェック!

Last Updated on 2023年4月24日 by Taichi

ニッポンの庭では丈夫で頼りになるスーパーサブ植物

【シラン】@長居植物園

【シラン】@長居植物園

ラン科の植物は、胡蝶蘭はじめ育てることが難しいイメージが強いですが、
シラン(紫蘭)は丈夫で庭植えで育てやすく、人気の植物です。
春~初夏に咲く花に癒されます。
【シラン】の開花

【シラン】の開花

着生蘭と地生蘭

シランは地生蘭、つまり普通に露地植えで育つ蘭で、着生蘭とは別のタイプです。
日本に自生するランの多くは地生蘭で、エビネやウチョウラン、シュンラン、サギソウなどがあります。

【シラン】とは

学 名:Bletilla striata
和 名:シラン(紫蘭)
英 名:bletilla,Chinese ground orchid,hardy orchid,hyacinth bletilla,hyacinth orchid
別 名:紅蘭(こうらん)、白笈(はくきゅう)
科・属:ラン科シラン属
原産地:関東地方~九州、中国
草 丈:40~70cm
開花期:5月~6月
花の大きさ:3cm
耐寒性:〇
耐暑性:◎
耐陰性:〇
特徴・草姿・花言葉
シランの花言葉は「あなたを忘れない」「お互い忘れないように」「変わらぬ愛」など




【シラン】の品種・バリエーションは?

口紅紫蘭、青花紫蘭、白花紫蘭、黄花紫蘭、覆輪紫蘭、三蝶咲き(サンチョウサキ)etc.

【シラン】の育て方

環境

シランは夏の暑さには強いです。少々の葉焼け程度ではびくともしません。
冬の寒さにも強く、戸外で越冬できますが、鉢植えの場合は凍るような場所は避けて雨水の当たらないところに置きましょう。地植えの場合は、凍結するような場所でなければ植えっぱなしOK。うぇ8植える時に夏と冬の日当たりや凍結具合を確認しておくとよいでしょう。

用土

根の成長が早いので、植える株よりも二回りくらい大きな鉢がよいでしょう。根が空気を好むので、用土は水はけのよいものを使います。市販の山野草用培養土か、それぞれ粒径2~10mmの赤玉土、鹿沼土、軽石などを等量で配合したものがよいでしょう。

水やり

シランは水が好きなランの1つです。
鉢植えの場合は、特に春~秋の新芽を伸ばし成長する時期は表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
地中にはバルブ(偽球茎)があるため、水や栄養を蓄えて球根のような役割を果たしある程度は乾燥に耐えますが、
花期に乾燥状態が続くと花が咲かずに干からびてしまうことがあります。

肥料

植え付け・植え替え時に元肥として緩効性化成肥料を与えます。春4〜6月や秋9〜10月には緩効性化成肥料や液体肥料を追肥として与えます。

植え付け・植え替え

シランの植え付け・植え替えは春4〜5月または秋9月下旬〜10月です。梅雨時期に根がよく伸びて成長するので梅雨に入る少し前に植え替えるのが最適です。

剪定・切り戻し

シランの花後は、花茎は引き抜いて葉をそのまま枯れるまで残しておきます。
光合成により、根っこに栄養を与えるためです。
葉だけの時期がとても長く10月〜11月頃まで続きます。

病害虫

ほとんどありませんが芽や花にナメクジが。蕾や花にアブラムシがつくことも。

増やし方

株分けと種まきがあります。株分けは植え替えの際に行います。株を分ける時に、1株にバルブ(偽球茎)が3つ以上つくように分けましょう。

【シラン】園芸家の評判は?

栽培品種はよく見られるものですが、純野生種は、準絶滅危惧種に指定されています。

実家の近くを歩き回っていたらシランが大規模に自生している場所を見つけました

暑さにはとても強いですが直射日光で葉焼けして茶色くなるので我が家では秋になったら地際でバッサリ✂切ってしまいます。(株を大きく育てたければ葉が枯れるまでそのままがいいと思います)

そのまま置いても冬になると葉が枯れて落ちます。春になると芽を出します。

植物Fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。