Last Updated on 2023年10月29日 by Taichi
食わず嫌いが多いはずの【ダイモンジソウ】
秋の庭を華やかに彩るシェードプランツ。

こんもりと…ダイモンジソウの開花
育ててみると、小さな葉芽も、蕾から花が咲く様子もめちゃめちゃカワイイ。
そして育てやすい!

ダイモンジソウの開花
【ダイモンジソウ】とは
学 名:Saxifraga fortunei
和 名:ダイモンジソウ(大文字草)
別 名:イワブキ(岩蕗)
科・属:ユキノシタ科ユキノシタ属
原産地:日本、朝鮮、南千島、サハリン
草 丈:10~30cm
開花期:9~10月
花の大きさ:2~5cm
耐寒性:〇
耐暑性:△
耐陰性:〇
特徴・草姿
ダイモンジソウは日本に自生する多年草。主に山あいの日陰がちな岩場や渓谷の岩上に生える山野草で、品種は豊富。花は5弁。5弁の内、上弁3枚が短く、下弁2枚が長い。その花の形が「大」の字に似ていることから和名が付けらえれました。
花言葉:不調和 自由
ダイモンジソウの育て方
環境
自生地は河原の岩場のような水が流れていくような場所です。
夏の暑さには弱いです。夏の直射は厳禁。なので水はけのよい半日陰が適しています。日当たりよりも「水はけのよさ」と「高温対策(半日陰・風通し)」の方が大事です。
冬場は葉を枯らし、ロゼット状で冬越しします。
関連記事ダイモンジソウと初夏の日差し。
用土
ダイモンジソウは弱酸性を好みます。なおかつ水はけがいい用土が必要です。
標準用土の赤玉土に鹿沼土(酸度が強くなりすぎないよう注意)、軽石小粒のブレンド。
或いは通気性・排水性が非常に高い桐生砂や、パーライトを混ぜるのも良いです。
ブレンドされた「山野草用の用土」を購入するのも手ですね~
水やり
根っこが浅くて細いダイモンジソウ。原則の『乾いたらたっぷり』よりもスパンを短めにして…
鉢土が乾くや否や、じゃぶじゃぶに水を与えるという感じです。葉水も効果的。
冬場はロゼット状で休眠するので『乾いたらたっぷり』或いはやや控えめに。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を施します。
生育期の3月~9月は薄めの液肥を月1回程度、施します。
実感としては、肥料を与えすぎると葉っぱがじゃんじゃん出てきて草姿が乱れがちです。
植え付け・植え替え
3月~4月上旬、八重桜の咲くころが植え替え適期。
根が細い(か細い)ので、根が詰まってくると生育に支障をきたします。毎年植え替えてちょうどいいくらいです。
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