Last Updated on 2019年9月14日 by Taichi
先週末に、ホームセンターの入り口で見かけたアサガオがなかなか印象深かったのです。
まず『この時期にアサガオ?』
しかも目の覚めるようなキレイな青を発色!
そして蕾の数もハンパない!『すごく良く咲いている』のです。
秋によく咲くアサガオ【天上の蒼】とは
プランターのラベルに、
『天上の蒼』と名前が書かれていました。
アサガオ【天上の蒼】は西洋アサガオ
【学 名】 Ipomoea
【科・属】 ヒルガオ科イポメア属 一年草(つる性)
【開花期】:8月~11月上旬頃(栽培地域により異なります)
従来品に比べて、さわやかな空色の花が早くから沢山咲く、早咲き西洋朝顔です。
午前中で花が終わる朝顔は多い中、本種は昼過ぎまで開花しますので、長く花が楽しめます。
8月から咲き始め、晩秋の降霜期まで長い間咲き続けます。
●西洋アサガオは、短日開花植物です。
●早く咲き始め、秋には沢山の花を付けます。
●沢山植えて、ネットなどに這わせることで「緑のカーテン」に!夏の日よけに最適です!
こんなアサガオならタネで増やしてあちこちで見られるはずでは?
と思ったが、よくよく考えるときっとこのアサガオも、
『F1品種』『F1種子』というものだろう。この分類の仕方、ご存知だろうか
『F1品種』『F1種子』とは?
アサガオやビオラを種から育てるのが好きな人は、良く知っている言葉じゃないだろうか。
今のアサガオの品種は、『F1品種』『F1種子』が非常に多いそうだ。
F1は、両親の優れた遺伝子を取れ入れて作られたもの。
親の『いいとこどり』をしているが、その『いいとこ』を更なる子供に引き継ぐことは難しく、種を採って播いても両親の優れていない性質が現われてしまう…(*_*)
丈夫で花や実がしっかりと長期に渡ってつくという長所を身につける代わりに、
その花が種をつけてもロクなモノが出てこない…
結局、このアサガオを再び咲かせたければ種や苗を購入するしかないということ。
掛け合わせの『F1品種』『F1種子』
簡単にいってしまうとそういうことだが、宿根もしなければ、こぼれ種で増える可能性もほぼない。
子供の頃感じた【アサガオの命】って、こんなモノだったかな~?
まぁ、ここまでくれば常緑アサガオというパワフルなモノもいずれでてきそうな気がする…
それは極端にしても、俳句の世界でアサガオの季語は『秋』だと聞いたことがある。
二四節気の名残なのだそうだが、
現代に於いても、アサガオが【秋の花】を名乗れるようになるのも
そう遠くない話でしょうね。
植物fan.TaiChi