【ユリの女王】といえばコレ！絶品の白ユリ【カサブランカ】の育て方総チェック！

Last Updated on 2023年7月16日 by Taichi

今や【ユリ＝カサブランカ】

百合（ユリ・ゆり）の女王！カサブランカ

大輪の花を咲かせ、花弁に芳香があり、「ユリの女王」と称えられる【カサブランカ】
その真っ白で優美な姿と特徴のある香りは、世界的にもブームになるほどの人気の植物となりました。代表色は純白ですが黄色やピンクの花を咲かせる品種もあります。

カサブランカ（学名と品種名称: Lilium ‘Casa Blanca’）は、オランダで改良されたユリ科ユリ属の栽培品種の一つ。ヤマユリ、タモトユリ（ドイツ語版）などを原種とするオリエンタル・ハイブリッドの栽培品種の一つである。品種名称については、モロッコの都市の一つであるカサブランカ(西: Casablanca)に因んでつけられたとする説がある。
Wikipedia

カサブランカ（Casa Blanca，学名：Lilium ‘Casa Blanca’）は、園芸品種で、オリエンタルハイブリッド（ＯＨＢ，Lilium Oriental Group）と呼ばれるユリ科の落葉多年草（球根）です。
オリエンタルハイブリッドは、日本に自生するヤマユリ（山百合）とカノコユリ（鹿の子百合）等を交配・育種された百合の品種群に分類されます。
その中でもカサブランカはジャパニーズハイブリッドとも呼ばれ、明治時代に日本から輸出されたタモトユリを1970年代にオランダで改良された栽培品種です。

カサブランカ　シンプルな切り花も美しい

【カサブランカ】とは

学　名：Lilium ‘Casa Blanca’
和　名：カサブランカ
英　名：Casa Blanca
科・属：ユリ科ユリ属
原産地：オランダ
草　丈：1m～2m
開花期：4～7月
花の大きさ：20～25cm
耐寒性：〇
耐暑性：〇
耐陰性：〇△
交　配：L. × parkmanii Jamboree Group×(白花のオリエンタル系の実生)
特徴・草姿・花言葉
カサブランカは草丈1m~2mの耐寒性球根植物です。うつむきかげんに白の大輪の花を咲かせます。花の内側に小さなつぶつぶがあり、雄蕊は大きく花粉はオレンジ色をしていて強い芳香がありますが、雄蕊の色が落ち難いので、切り花では予め取り除かれています。
葉は艶がある濃い緑色をしていて、長さは15㎝程のボート型をしています。
カサブランカのように立派な白百合の花言葉は、「純粋」や「純潔」「高貴」等です。
花が豪華なことや、ピュアホワイトの花色が由来です。「祝福」という花言葉もあり、結婚式はブーケ等にしてプレゼントされる人も多いです。

※カサブランカに含まれる成分は、猫にとって中毒を引き起こす危険性があります。猫を飼っている方は、猫が近づかないよう十分な注意が必要です。

カサブランカ

【カサブランカ】の品種・バリエーションは？

黄色いカサブランカの「コンカドール」や、ピンクのカサブランカ「ラブラドール」などの品種があります。

【カサブランカ】の育て方

環境

カサブランカは強い日差しが苦手です。なので長時間の直射日光や西日などを避けて半日陰や明るい日陰で管理します。午前中に日が当たり、午後から日陰になるような環境推奨です。
これは栽培実感ですが、カサブランカを含むユリは、日光に向かって伸びる性質が結構強いのではと思います。
あまりに日の当たり方が極端だと茎がひん曲がってしまうので、そんな時は場所を変えるか
数日に１度は鉢を回して芽や茎がまっすぐ上に伸びるように調整しましょう。

用土

カサブランカは強い乾燥も多湿も苦手です。水はけと通気性の良い土が適しています。園芸用土か、赤玉土中粒6：腐葉土3：バーミキュライト1くらいの用土が適します。
地植えの場合は腐葉土と苦土石灰を混ぜて、カサブランカの好む弱アルカリ性の土壌にしてあげましょう。

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらタップリ与えます。
庭植え・露地植えも、表土が乾きすぎるようなら水やりします。

肥料

植え付け時に元肥として化成肥料を少量混ぜておきます。
カサブランカは球根の上に生えている根から水と養分を吸収するので、肥料は株元の近くで球根の上の土に施すのがポイントです。球根の下から生えている下根は、カサブランカを支えてくれますが、水・養分を吸収する力はありません。

植え付け・植え替え

カサブランカは、球根から育てるのが一般的です。
植えつけの適期は秋10月～11月にかけて。
7号から10号の底の深い鉢を用意しましょう。この大きさの鉢に２株程度植えつけます。鉢底に軽石を敷き、1/3程度まで用土を入れたら球根を置きます。
球根1～2個分の深さ、地植えであれば球根3～4個分の深さの場所に植えることを意識します。
上からさらに用土を被せ、水やりをしたら植えつけ完了です。
※カサブランカの球根は乾燥に弱い性質をしていますので、球根を購入したらできるだけその日のうちに植えつけてください。
オリエンタルユリ【カサブランカ】の育て方…球根の植え替えはどうやって？

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2022.11.27

剪定

剪定の必要は特にありません。開花後は花を摘み、地上部の茎と葉っぱは枯れるまですべて残しておきます。

増やし方

カサブランカは、分球で増やすのが一般的です。10～11月頃に球根を掘り出した際に大きく育った球根が2つ以上に分かれていることがあります。その球根を切り分けて植え、数を増やします。
掘り上げた球根が2個以上に分かれていたら、手で茎と上根、弱って枯れている下根を取り除きます。その後、手で球根を分裂させます。分球させた球根はできるだけ早く、球根と同じ手順で植え付けます。1つの球根から茎が2本出ているのは分球している証しなので、1つの目安になりますよ。