秘話の花…【アルストロメリア】の育て方総チェック!近頃出回っている強健種もチェック!

Last Updated on 2023年4月23日 by Taichi

ノーマークだった【アルストロメリア】

この記事を書いているのが3月上旬ですが、地元の気温が2~11℃。
まだ寒い!もう少しの辛抱!…春はスグソコです!
さぶい冬の間は、このビオラのビタミンカラーに大いに救われました。
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今頃は、各ご家庭で大株になったビオラが大活躍中のことと思われます。

さてさて黄色い花といえば最近、或る所にて発見した素敵すぎる?ビタミンカラーの切り花。思わず撮影して…
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これはユリ?と思いつつこの写真をInstagramにあげたら…
これは【アルストちゃん】だ、というコメントを頂いた。アルストちゃん?

正式名は…【アルストロメリア】

う~ん、恥ずかしながらこの花【アルストロメリア】に関してあまり知識がなかった。
で、調べてみた。

●球根植物
●原産地から【インカのユリ】とも呼ぶ。
●たくさんの品種と花の色がある。
●花期も品種によって色々。
●アルストロメリアのうち、或る品種を【ユリズイセン】と呼ぶそう
●高温多湿が苦手→→→品種改良が進んでいる
●うまくいけば植えっぱなしOK
●切り花として大活躍。これまでも、これからも。

【アルストロメリア】バラやカーネーションとの相性抜群

【アルストロメリア】バラやカーネーションとの相性抜群

【アルストロメリア】名前の由来

それにしてもなぜ【アルストロメリア】なんてゆう名前がついたのか?
(それホンマでっか?!と言いたくなるストーリーだが…)

この花を発見した植物学者の【親友】の男爵の名前がアルストロメール(アルステーマ)だった、と或るサイトに記述がある。親友?パトロンだったのかな?

因みにこの植物学者はスウェーデン人のカール・フォン・リンネ。「分類学の父」と称される高名な方なのだそうだ。てことは、自分の名前をつける程ではない、と判断したとか…?

このアルストロメリアは、花の色で花言葉が異なる?!→彩りに応じて別々の花言葉があるそうだ。

ちなみに黄色のアルストロメリアの花言葉は、【持続】なんだそうだ。

ウンチクも色々。面白くなってきた。夏越しし易い品種をぜひ入手したいものだ。



【アルストロメリア】とは

学 名:Alstroemeria
和 名:アルストロメリア
英 名:Lily of the Incas
別 名:百合水仙(ユリズイセン)、インカの百合
科・属:アルストロメリア科アルストロメリア属
原産地:南アメリカ
草 丈:0.3~1m
開花期:4~7月
花の大きさ:5~8㎝
耐寒性:△
耐暑性:△
耐陰性:△
特徴・草姿
南アメリカが原産の半耐寒性の球根植物です。鉢植えでも地植えでも育てられます。一口にアルストロメリアといってもたくさんの品種が開発されており、共通の特徴として昆虫を誘うための斑点や模様が入っていますが、斑点のない品種も出ていますので一概にはいえません。アルストロメリアはカラーバリエーションが豊富で、白、黄、桃、橙、赤、さらには複色花もあってカラフルです。切り花として利用されることが多く、花束やアレンジメントなどで人気の花です。
基本的にアルストロメリアは、高温多湿と霜が当たるような寒さを嫌いますが、品種改良で強健種も出てきています。

【アルストロメリア】の育て方

環境

アルストロメリアを植え付ける時は連作地を避け、日当たりと水はけ、風通しののよい場所を選びます。
高温多湿な環境だと根腐れを起こし枯れてしまうので要注意です。
鉢植えで管理するときは、春・秋の生長期は日向に置き、梅雨時は軒下など雨の当たらない場所で乾燥気味に管理します。
夏は直射日光を避けて日陰の涼しい場所で管理します。
冬場は凍結しない場所へ置きます。

用土

アルストロメリアは酸性土壌を嫌うので、事前に苦土石灰を散布して酸度調整をします。
アルストロメリアを鉢植えで育てる時の用土は、赤玉土(小粒)腐葉土を7:3くらいに混ぜ合わせて水はけの良い土を作りましょう。

植え付け・植え替え

植え付けの適期は3~4月または9~10月。春は3~4月が植えつけの適期で、秋は9月の早い時期に植えると、寒さで生育がとまるまでに、かなり根を張ることができます。
地植えの場合は、根が深く張れるように40~50cm深耕し、水がたまって球根が浸みてしまうのを防ぐため10cmくらいに高く盛り上げるようにします。アルストロメリアの原産地は傾斜地で土が過湿にならない場所。ですので、長雨の後でも水がたまらないようにします。
アルストロメリアを鉢植えにする場合は深めの鉢を用意します。
球根を植える深さは3~5cm程度必要で、それより浅い場所ではしっかりと根を張れません。しっかり根を生長させるたには、球根から下の部分にある程度の深さの土が必要です。地植えの場合も埋め方は同じです。球根を複数植える場合は20~30cmほどの間隔をとってください。

水やり

アルストロメリアは新芽が出てから葉が伸びている生育期間は土の表面が乾いたら、たっぷりと鉢底から水がでてくる位、水を与え、花が終わり葉の生長が止まる休眠期間は水を控えましょう。
ただし品種により育成期間と休眠期間が違うので葉の生長の様子をみながら水やりをします。

肥料

地植えのアルストロメリアの元肥は、根を傷めにくい緩効性化成肥料をよく混ぜ合わせて全層に施します。
発芽したら、追肥として株元に大粒の化成肥料を置肥として施します。この他、葉が緑色の間は液肥を月に2回ほど水やり代わりに与えます。

鉢植えのアルストロメリアの元肥は、緩効性の根を傷めない化成肥料を培養土とよく混ぜ合わせて施します。
追肥は4月頃、新芽が出てから開花の頃まで与えます。月に1回の置き肥か、隔週でやや薄めた液体肥料を与えます。
殆どのアルストロメリアは春から夏にかけてで大丈夫ですが、秋から新芽を出す品種は10~11月に同様に追肥します。
花が終わってからの休眠期間には与えません。



【アルストロメリア】のバリエーション

アルストロメリアはなんだかんだと100種ぐらいはバリエーションがあるそうですが。

黄色のアルストロメリアと出会ったあと、京都植物園で見かけたのが…

アルストロメリア【サマースノー】

アルストロメリア【サマースノー】

アルストロメリア【サマースノー】という品種。
タキイ種苗さんは【ガーデンアルストロメリア】と呼んでいます。

白地に緑や淡黄色が入る、夏に涼しげな花色。
従来種に比べ耐暑性に優れるため、暖地での栽培も可能な強健種。春と秋に開花し、花つき抜群で切り花にもおすすめ。夏季常緑性。

それからこちらはアルストロメリア【サマーフィーリング】

アルストロメリア【サマーフィーリング】

アルストロメリア【サマーフィーリング】

アルストロメリア【サマーフィーリング】

アルストロメリア【サマーフィーリング】

強い耐暑性を持っていてピンクの花が夏の花壇に映えます。
今まで難しかった平地での栽培でもうまく育ち、花付きが良いので切花アレンジの材料としても最適。
冬期は地上部が枯れて宿根します。土壌が凍結する地域ではマルチングをするなどの防寒をしてください。
宿根して大株になるので、地植えまたは直径30cm以上の大鉢で育ててください。半日陰でも開花します。

そしてこちらはアルストロメリア【インディアンサマー】

【アルストロメリア】5月の開花

アルストロメリア【インディアンサマー】5月の開花

インディアンサマーは強い耐暑性を持つアルストロメリア。春~秋まで楽しめます。
エキゾチックなオレンジ色の花色とブロンズがかる葉色は切花アレンジにもよく映えます。庭植えやコンテナ植えにおすすめです。冬期は地上部が枯れて宿根します。土壌が凍結する地域ではマルチングをするなどの防寒をしてください。
宿根して大株になるので、地植えまたは直径30cm以上の大鉢で育ててください。半日陰でも開花します。

どのタイプも耐暑性が抜群に上がっている、とのこと。私が見かけたものに限らず、アルストロメリアは耐暑性、耐寒性を上げているようなので、色々と調べてみたら面白いんじゃないかと思います。

育ててみたい!
植物fan.TaiChi

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国華園
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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。