Last Updated on 2022年11月30日 by Taichi
「地味にスゴイ!」といえば
「地味にスゴイ!」といえば《校閲ガール・ 河野悦子(2016)》石原さとみのドラマは面白かったですね~
…で、我が家、いや植物界で「地味にスゴイ!」のは…アジュガ。4月の上旬に我が家のアジュガ【レプタンス】が地味~に蕾をつけています。
拙宅の露地の中で最も悪条件な場所に植えられたアジュガ。耐陰性が強く、地面を覆うように生長する「匍匐(ほふく)性」なので日陰のグランドカバーにうってつけですが、昨夏は、雨にうたれて水浸しになってしまいました…
…それでも枯れない!冬の氷点下も平気!このアジュガ、嘘みたいに丈夫です。
見た目が地味で、なんでこんなに根強い人気があるのか、と思っていましたが…この【丈夫さ】が人気の秘密だったのか!
かのポールスミザー氏が自著の中で曰わく
今まで私が見た中ではいちばん壮健な植物で、
イングランドの馬が踏みしめた水浸しの道に沿って生えていた
さてこのアジュガ、見事に開花してくれれば、春先のグランドカバーのエースに抜擢!
さぁ、花の姿は如何かな?
アジュガ、咲きました。
紫の小花が美しい!
正直、アジュガとの付き合いは浅く、食わず嫌いでした…いざつきあってみると、こんなに頼もしいグランドカバーはそういない!とわかります。全くといっていいほど手がかからない。ランナーをしっかり伸ばすが、やんちゃで迷惑、というほどではない。
※さらに3年。素晴らしい広がり。
花後は、さっと摘んでやる。
さてそのアジュガ【レプタンス】、花期を終えるとこんな感じです。
花後はそう味わい深くもなく、株のことを考えても花茎を株元近くで切り戻した方が良いですね。
最強のグランドカバープランツ【アジュガ】
アジュガはシソ科のキランソウ属の総称です。
キランソウ属(キランソウぞく、学名: Ajuga)は、シソ科の属の一つ。園芸方面では学名のアジュガで呼ばれることも多い。但し、アジュガをセイヨウジュウニヒトエの意味で用いることもある。Wikipedia
私が絶賛しているアジュガはアジュガ【レプタンス】で、和名を【セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)】といいます。いろんなサイトで単に【アジュガ】と書かれているのはたいていこのアジュガ【レプタンス】のことです。
学 名:Ajuga reptans
和 名:アジュガ、セイヨウジュウニヒトエ
英 名:Ajuga、Bugle
科・属:シソ科キランソウ属
原産地:アジア、ヨーロッパ
草 丈:10~30cm程度
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
耐陰性:強い
花 色: 紫系濃淡、ピンク
開花期: 4月~5月頃
アジュガの育て方
環境(日当たり・置き場所)
アジュガは耐陰性が強いので、直射日光があたらず、他の植物が育ちにくいような半日陰でよく育ちます。午前中に多少の日照があって風通しとのよい場所なら最適。
用土
そうこだわらず、普通の園芸土で大丈夫。基本形の赤玉土+腐葉土でもよし。アジュガは乾燥が苦手なので保水性高い方がいいです。露地植えであまりカサカサになるようなら腐葉土やピートモスなど加えた方がいいです。
水やり
鉢植えなら土の表面が乾いたらたっぷり水やりを。鉢植えでも露地植えでも、程々に湿った状態なら大丈夫。
肥料
我が家ではほぼ、気にしていません。植え付けの際に緩効性の化成肥料を与えれば十分かと。
病害虫
虫がつかない、ということでなないと思いますが、他の植物がアブラムシやハダニにやられている脇で、平気な顔して育っているのが我が家のアジュガ。
剪定・切り戻し~株分け・挿し芽
花の咲き終わった茎を切り戻すと、新しいランナー(匍匐茎)が四方に伸びて増えていきます。この時に、アスファルトを越えて伸びたものは挿し芽にして増やしたりしています。
ランナーについた子株を、小さなポッドに乗せると、しっかり根を伸ばして成長を続けます。春秋の気候のいい頃ならいつでも作業できますよ~
植え替え・鉢替え
今のところ我が家のアジュガは植え付けたところからひたすら勢力を広げていて、生育不良など起きていません。アジュガを植え付けて何年も経過して花つきが悪くなったりした場合は植え替えます。鉢植えのアジュガは根が回ってきたら、一回り大きめな鉢に植え替えるか、株を整理して同じ鉢に植えなおします。
植物fan.TaiChi
12年前の『秋の庭』~リシマキア・ヌンムラリア・オーレア