Last Updated on 2024年4月26日 by Taichi
5月にはもうナツヅタが…
GWも終盤の5月に入り
早くから咲いてくれたバラの香りに酔いしれ、
アジサイの蕾を眺め楽しんでいますと…
目に入ったのが、ナツヅタ。
ナツヅタは例年どうしてもかかってしまう病気の兆候がまたもや出ています。
これは《ツタ褐色円斑病(かっしょくまるはんびょう)》という病気のようです。
ツタ褐色円斑病(かっしょくまるはんびょう)
《ツタ褐色円斑病(かっしょくまるはんびょう)》は
広く知られている病期の《褐斑病》同様
菌類が引き起こす病気のようです。
不完全菌類Phyllosticta ampelicidaによって引き起こされる病害
葉に3~5mmの斑点ができ、次第に融合・拡大する。色は淡褐色~灰褐色。病斑周囲は褐色~暗褐色。病斑部を中心に葉のよじれや萎縮を生じて奇形になったり、早期落葉する。
病気が進んだ葉っぱはこのような症状に。
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カビ・菌類は風雨で広がって行くので止めようがないですが、病期にかかったこの葉っぱを
落ち葉のまんま越冬させてしまうと、
春になって再び胞子をまきちらすので
病害が出た葉っぱは枯れて症状がわからなくなっても
必ず撤去してしまうこと。
予防はダコニール、治療は《ベンレート》一択か
ダコニールは予防剤で、病気になる前に使います。治療効果は非常に弱いです。
ベンレートは治療剤で、病気になってから使います。
一般的には
●ダコニールやサンヨールといった予防剤を交互に散布して病気の発生を抑え、
●病気が発生してしまった場合はベンレートなど治療剤を使用します。
ベンレートを常用してはいけません。
予防剤は耐性菌ができにくいのですが、一般に治療剤は耐性菌ができやすく、連続使用は厳禁です。
植物Fan.TaiChi
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