ローズファームケイジの和ばら「ひより」:その魅力と栽培のポイント

Last Updated on 2025年7月24日 by Taichi

「ひより」の際立つ魅力

和バラ【ひより】

和バラ【ひより】

ローズファームケイジの和ばら「ひより」は、純白から淡い桃色へと繊細に移ろう花色が特徴の、見る人を惹きつける品種です。
2009年、ローズファームケイジの國枝啓司氏が、ご自身のお孫さんの誕生を記念して作出したこのバラは、「優しく暖かな日和の中で感じる幸せ」を表現するという願いが込められており、多くの愛好家を魅了してやみません。

「ひより」の最大の魅力は、その繊細かつ豊かな表情にあります。純白、象牙色、白磁といった優美な白色を基調に、桜のような淡い桃色が入り混じる花色は、気温によって変化し、秋にはパールのような光沢を帯びることも。中大輪のロゼット咲きで、その柔らかな花弁とたおやかな茎葉は、まさに和ばらならではの美しさです。
香りは芳醇なミルラ香とダマスク香が強く香ると評され、蕾から開花、そして散り際まで、香りと姿の両方で様々な表情を楽しむことができます。

四季咲き性で春から秋にかけて花を咲かせ、季節の移ろいとともに異なる魅力を放ちます。見た目の儚さとは裏腹に、和ばら特有のしなやかな強さも持ち合わせています。

栽培の難易度と向き合い方

「ひより」は、その魅力的な容姿とは裏腹に、バラの中ではやや栽培が難しい部類に入ると言われています。特に、耐病性が「最弱」と評価されることがあるため、初心者の方にはハードルが高いと感じられるかもしれません。
病気(うどんこ病や黒星病など)にかかりやすい傾向があるため、健全な生育を促すためには、以下の点に特に注意が必要です。

* 適切な環境: 日当たりと風通しが良く、水はけの良い土壌で育てることが基本です。
* 予防と早期発見: 病気の予防としての薬剤散布や、葉の異変にいち早く気づき、初期段階で対処することが非常に重要になります。
* 丁寧な日常管理: 水やり、施肥、剪定といった日々の手入れをこまめに行うことが、健康な株を維持する鍵となります。




ローズファームケイジの和ばら「ひより」

ローズファームケイジの和ばら「ひより」

【ひより】の基本情報

【系 統】: シュラブ、美咲シリーズ
【作出年/作出者】: 2009年/ローズファームケイジ(國枝啓司)
【花 色】: 純白、象牙色、白磁、淡い桜色(気温により変化)
【花 形】: 丸弁ロゼット咲き
【花 径】: 中大輪(約8cm)
【香 り】: 強い(ダマスク、ミルラ)
【開花性】: 四季咲き
【樹形/樹高】: 小型・半横張性シュラブ(樹高・横幅ともに約60cm)
【耐病性】: 低い(手厚いケアが必要)
【用 途】: 切り花、鉢栽培

「ひより」は、確かに手がかかるかもしれませんが、その分、咲かせた時の喜びや、日々変化する花姿、そして芳しい香りは格別です。丁寧に手間をかけることで、その「最愛の品種」としての真価を存分に発揮してくれるでしょう。
バラ栽培にご経験がある方や、多少の手間を惜しまずに美しいバラを育てたい方には、ぜひ挑戦していただきたい魅力的な品種です。

植物Fan.TaiChi

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。