Last Updated on 2022年10月28日 by Taichi
一般家庭では見かけませんが…
初夏のハーブ園では、かなり目立つ存在の黄色い花でした。
【エルサレムセージ】
【エルサレムセージ】＠長居植物園ハーブ園
セージと名前が付いていますが、エルサレムセージはシソ科のフロミス属で、サルビア属の香辛料ハーブとして利用されるセージとは別種となります。
葉っぱの形状、特に葉の表面の細かいシワはセージにとても似ていますね。
【エルサレムセージ】の葉
ユニークな【輪散花序】【二段花】
●葉のフチや裏側は星状毛と呼ばれる白い毛が生え、葉の輪郭が銀白色に縁取られて見えます。
●花の咲き方も特徴的で、黄色の花が輪のように取り巻き（輪散花序）、各節に段になって咲き（二段花）ユニークでオシャレな雰囲気があります。
【エルサレムセージ】
【エルサレムセージ】とは
学 名：Phlomis fruticosa
和 名：エルサレムセージ
英 名：Jerusalem sage
別 名：フロミス・フルティコサ、キバナキセワタ(黄花着せ綿)、
科・属：シソ科フロミス（オオキセワタ）属
原産地：地中海沿岸
草 丈：0.9m～1.5m
開花期：5月～9月
花の大きさ：
耐寒性：〇
耐暑性：△
耐陰性：〇
特徴・草姿・花言葉
常緑性の低木でよく育つと高さ1.5mくらいになり細かく分枝して横にもよく広がります。花壇、切り花、ドライフラワーに用いられます。
【エルサレムセージ】の育て方
環境
エルサレムセージは日当たりのよい乾燥気味の場所を好みます。暑さには強いですが半乾燥地に自生する植物なので、土がじめじめした環境や湿度高めの環境を
を嫌がるので風通しが大切です。耐寒性は強いほうでマイナス5℃程度まで耐えます。
用土
原産地が地中海沿岸ですので水はけが特によい石灰質の土を好み、土の過湿が苦手です。牛ふん堆肥や腐葉土２割程を混ぜ込んで水はけのよい環境を作っておきます。水はけが悪い土壌なら更に川砂を１～２割加えます。鉢植えの場合は市販のハーブ草花用の培養土か、赤玉土小粒７:腐葉土３の標準的な配合で混ぜ込んだ土を使えばよいでしょう。
水やり
エルサレムセージは過湿に弱いので、鉢植えの場合は土がしっかり乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料
与えすぎると徒長・間延びして倒れやすくなります。植え付け時に元肥を施したら、その後は控えめに。
植え付け・植え替え
適期は4月～6月です。露地植えにする時には株間を40～50cmはあけるようにしましょう。
剪定
育ちすぎ、茂りすぎた場合は適当に枝を切り戻して間引くか、刈り込みます。
病害虫
特にありません。
増やし方
挿し木かタネ蒔きで増やします。
【エルサレムセージ】園芸家の評判は？
我が家でも咲いてきました
私、こういう変わった花も好きなんですよ
葉に白い毛がびっしり生えていて全体的に白っぽく、ガーデンによく映えます。とても丈夫でだんだん茎が木質化してきます。初夏に黄色い花が輪生してつきます。輪散花序という花のつき方です。温暖地でも育てやすく、切り戻して小さく仕立てれば小さな庭でも育てられます。
柔らかいホワイトグレーの葉、茎が美しく、さながら木立のラムズイヤーといった雰囲気があります。
コンパクトに丸く刈り込んだり、自然に伸ばしたり、低めの生垣にしたり、とカラーリーフとして楽しめます。若いうちは寄せ植えにも良いです。
植物Fan.TaiChi
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