Last Updated on 2022年6月11日 by Taichi
丈夫で育てやすい【ガウラ】
ガウラ、といえば紅白、或いはピンクの小花が蝶のようにふわりふわりと風に舞う姿が目に浮かびますね~

丈夫で育てやすい【ガウラ】

【ガウラ】@長居植物園

ガウラの花 秋も良く咲く
とても丈夫そうなガウラですが…
拙宅で育てた純白のガウラ《パピヨン》は短命でした。
ウチのガウラ《パピヨン》は…

露地植えでは短命だったガウラ《パピヨン》
かつて、ガウラの園芸種、純白の《パピヨン》を鉢植えで数年育てました。鉢植えでは調子も良く3年ほど楽しみましたが、露地植えした途端にダメになりました。
原因はいくらでも考えられます。近年の酷暑、真冬の氷点下、台風に大雨…露地植えなら全部クリアしなきゃいけない。しかしながら、ダメになった決定的な理由は多分【多湿】です。ウチの庭の、水はけが悪く土が乾かない状態に夏耐えられなかったのだと思います。
ただ…ガウラにも色々あって、そもそもこの園芸種《パピヨン》はそんなに強くなかったのかな??🤔気を付けた方がいいです。
※基本的にガウラは、耐寒性、耐暑性が強く、一部の半耐寒性の品種(‘夕映’など)を除き、全国で栽培可能といわれています。
【ガウラ】とは
【学 名】Gaura lindheimeri
※ギリシャ語のガウロス(華麗な・堂々とした)が転じてガウラと呼ばれるように
【和 名】ヤマモモソウ(山桃草)ハクチョウソウ(白蝶草)
【英 名】Gaura
【別 名】Whirling Butterflies(ワーリング・バタフライズ)
【科・属】アカバナ科 マツヨイグサ属
※以前はヤマモモソウ属(ガウラ属)に分類されていましたが、現在はマツヨイグサ属に統合されています。
【原産地】北アメリカ
【開花期】開花期5月~11月(秋咲き種もある)
【特徴・草姿・草丈】
草丈40~150cmの多年草で花径1.5~2cmくらい。邪魔になるほど上に伸び過ぎないのがいい☺️日当たりと水はけの条件が合うと、完全に宿根してくれます。北アメリカでは野草、雑草並みの扱いと言われるとどんなものか想像しやすいですね😃

【ガウラ】の花(5月)
花弁は4枚で、長い雄しべがよく目立ちます。
ガウラの育て方
置き場所・環境・用土
日当たりと水はけのよい場所を好み、日当たりが悪くなるほど花は咲きにくくなります。ウチで露地に植えつけて育てた時は、直射日光が2時間程度で風通しが今一つの場所でした。条件が良くない時は鉢植えで大きくした方がよいかと。

純白のガウラ《パピヨン》鉢植えで育てていたころ
根が張ればかなりの乾燥にも耐えて茂りやすいので、かえって乾燥しやすいやせ地のほうがバランスよく育つようです。
水やり
乾いたらたっぷり💦。露地植えは不要。
肥料
肥料はそれほど必要としない性質。
露地植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を少量混ぜ込みます。追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、4~6月、9~10月に緩効性化成肥料を月に1回程度、置き肥をして下さい。
植え替え
ガウラは条件が合えば生育旺盛で根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合は1年に1回の植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。
庭植えの場合は株が込み過ぎているようなら、株分けを兼ねて植え替えを行います。
年々大株になるので3~4年に1度が目安です。
剪定・切り戻し
花後と、秋の2回の剪定が草姿を整えるのに効果的です。
●花が咲き終わった後
茎を半分くらいの高さの所で切り戻すと、新しく伸びた茎に花が付きます。
●秋になって花が少なくなってきたら
地際10㎝ほどの高さでバッサリと切ります。
冬越しをして春になれば、再び成長を始めます。
増やし方
植え替え時の株分け推奨です。適期は4月~6月です。
太い根を傷つけないように株を堀り上げて、ハサミ等で切り分けて植え付けて下さい。
【ガウラ】園芸家の評判は?
ガウラは背が高くなるとわかっているのでリング型の支柱を
立てていました。今年は早めに立てた自分グッジョブ
(コンパクトなタイプについて)
耐暑性,耐寒性ともに高く,一般的に強健と言われていますが,実際他サイトの成長記録を見てみても,夏に株を弱らせた状態で寒い冬を迎えると枯れることも多いようです。
元々ガウラは、ピンクのフェアリーズソングとチェリーブランデーの2種類を、ずっと前に植えたのが自然交配?して、先祖返り?して、こぼれ種で生えてきて、今に至っている。白のガウラは、植えてないのに不思議。時々、ピコティのガウラが咲くことも…。こぼれ種って不思議。
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