Last Updated on 2021年7月1日 by Taichi
もっと咲いてほしい【里山の草花】
都市近郊に数んでいて、近所には里山といえる雑木林が数か所ありまして。
散歩してみると、たまにこんな植物に出くわします。
ホタルブクロ。なんとカワイイ!
…出くわしたといっても、パラパラと3~4株ほど見かける程度で、それも忌々しい【ヘクソカズラ】に巻きつかれている状態で青息吐息といったところ。しつこく巻かれていたツルをとってやりましたが、毎年咲かせてくれるんだかどうだか。
釣り鐘状の花って、小さいものはたくさんあると思いますが、ホタルブクロのような親指サイズの大きさではなかなか見かけないだけに、大事にしたいものですね~
【ホタルブクロ】とは
開けたやや乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、全体に毛が生えている。根出葉は長い柄があり、葉身はハート形。匍匐枝を横に出して増殖する。初夏に花茎を延ばす。高さは、最大80cmくらいにまでなり、数個の釣り鐘型の花を穂状につける。花は柄があって、うつむいて咲く。暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。
山間部では人里にも出現する野生植物であるが、美しいので山野草として栽培されることも多い。花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い。Wikipedia
学 名:Campanula punctata Lam.
和 名:ホタルブクロ(蛍袋)
別 名:釣鐘草(つりがねそう)
科・属:キキョウ科ホタルブクロ属
開花期:6~7月
原産地:中国
園芸植物として親しまれているカンパニュラ(つりがねそう)は、同属植物で、主に地中海沿岸地方原産の植物を改良したものである。Wikipedia
学名を見てもわかる通り、カンパニュラの仲間なんですね。形を見ればナットク。
名前は、蛍を花の中に入れて遊んだことに由来。 花は釣鐘型で4cmぐらいあり、この花が咲く頃、蛍が乱舞する(蛍の姿は少なくなったが)by里山の野草
【ホタルブクロ】の育て方
育てる環境は?
風通しの良い、西日のあたらない明るい日陰推奨。木漏れ日のあたる林を思い浮かべていただければ。鉢植えなら移動させて夏場は直射日光なし・冬場はしっかり日に当ててやるとよいですね。
用土
市販の山野草の土や園芸用土で十分。赤玉7腐葉土3の基本パターンでも問題ありません。庭植え・露地植えなら腐葉土をしっかり漉き込んでから植え付けるのが吉。
水やり
鉢植えなら「乾いたらたっぷり」表土が乾いたらしっかり水やりします。庭植え・露地植えはからからに乾かない限りは不要。
肥料
緩効性肥料を春・秋に施せば十分です。秋以降、地上部が枯れるまではやったほうがよい。
病気と害虫
基本的には丈夫な野草ですが、初夏のヨトウムシには注意。
花後の管理
ホタルブクロは多年草で地上部が枯れても宿根しています。花後に伸びてくる新芽を残し、花の咲いた枝は切り戻した後、冬には地上部が枯れて冬越し。少しづつ大株に仕立ててやればよし。
植えつけ・植え替え
鉢植えは2~3月に植え替えが基本。地下茎で増えて出てくる芽を切り離して株をわけるのもよい。
ふやし方
タネまき
2~3月に赤玉土やバーミキュライトの清潔な土を用意して蒔きます。
株分け
前述のとおり、2~3月に。
うまく育ちますよう…
植物fan.Taichi