独特の花形とオレンジの彩りはまさに”サマーキャンドル”【クロッサンドラ】の育て方総チェック!

Last Updated on 2022年9月3日 by Taichi

【クロッサンドラ(クロサンドラ)】

近頃は街中の植栽でも頻繁に見受けられるようになったクロッサンドラ。
温暖化が進めば熱帯の植物たちが歓迎されるのも当然でしょうね。

クロッサンドラ(クロサンドラ)

クロッサンドラ(クロサンドラ)

クロッサンドラは開花時期が初夏〜秋までと長く、5カ月くらいは開花を楽しめます。クロサンドラの品種のなかでも代表的な花色はオレンジ色で、花穂を立ち上げて咲く姿が美しく特徴的です。

別名【サマーキャンドル】

クロッサンドラのトレードマークであるビタミンカラー・オレンジの色彩は花びらではなく苞(ほう)の色です。

寒さに弱い熱帯性の花木で、コエビソウやパキスタキスと同様に花のつく穂が苞(ほう)に覆われている。Wikipedia

【クロッサンドラ】苞(ほう)の中心から新たな蕾が…

【クロッサンドラ】苞(ほう)の中心から新たな蕾が…

オレンジ色の花穂が苗の先に咲く様子がロウソクにたとえられ「サマーキャンドル」の名があるのでしょう、
ですが、
苞(ほう)が寄り添って咲きあう中心から蕾がでてくる姿こそ、まさにサマーキャンドルの風情と言えるのではないでしょうか。

Crossandra(クロサンドラ)の語源は、おしべの形に由来し、ギリシャ語のKrossos(房飾り)とaner(雄)による。日本へは1912年に渡来。実用種は、数種ある。

クロッサンドラという名前は悪くはないと思いますが、別名の「サマーキャンドル」の方が感覚的にぴったりきますね。

【クロッサンドラ(クロサンドラ)】とは

学 名:Crossandra
和 名:クロッサンドラ(クロサンドラ)
英 名:Crossandra、Summer Candle
別 名:ジョウゴバナ(上戸花),ヘリトリオシベ(縁取雄),キツネノヒガサ(狐の日傘),サマーキャンドル(Summer Candle),ファイヤークラッカーフラワー

科・属:キツネノマゴ科ヘリトリオシベ属(クロッサンドラ属)
原産地:アフリカ、インド、マダガスカル、スリランカ
草 丈:15-80cm
開花期:5月~10月
花の大きさ:4~5㎝
耐寒性:✕(10℃以上)
耐暑性:〇
耐陰性:△
特徴・草姿・花言葉
寒さに弱い熱帯性の花木で、コエビソウやパキスタキスと同様に花のつく穂が苞(ほう)に覆われている。
花言葉は「友情」「仲良し」

クロッサンドラ(クロサンドラ)

クロッサンドラ(クロサンドラ)




【クロッサンドラ(クロサンドラ)】の品種・バリエーションは?

クロッサンドラ・インフンディブリフォルミス

Crossandra infundibuliformis
インド~スリランカ原産。ジョウゴバナの和名があり、花は橙〜淡橙色。現在流通しているクロッサンドラのほとんどはこの種の園芸品種です。

クロッサンドラ・プンゲンス

Crossandra pungens
東アフリカ原産。葉の葉脈に沿って銀白色の斑が入り、独特の雰囲気があります。

クロッサンドラ‘ガーナ・レッド’

Crossandra ‘Ghana Red’
中央アフリカ原産のマッサイカ(C.massaica)の園芸品種で、朱赤色の花が鮮やかかつまたオレンジのクロッサンドラとは一味違った咲き方をします。

【クロッサンドラ(クロサンドラ)】の育て方

環境

アマゾンの高木の下で生い茂っているクロッサンドラ。日当たりのよい場所で育てるのがよいですが夏場の直射日光は避けて半日陰に置いた方が賢明です。
耐寒性はなく越冬は10℃以上が無難です。冬は乾燥気味に管理します。
室内で15度以上に管理すれば、冬でも花を付けます。

用土

水はけのよいものを。赤玉土小粒7:腐葉土3の基本用土推奨。

水やり

鉢植えを育てる場合は《乾いたらたっぷり》が基本で鉢土の表面が乾いてから与えます。
庭植えにした場合は、雨が降らずに土が乾燥した場合のみ水やりをしてください。
蒸れや過湿に弱く立ち枯れを起こしやすいので要注意。古株の場合は根が太くなるので乾燥に強くなります。

肥料

春~秋の成長期に緩効性化成肥料を置き肥します。

植え付け・植え替え

植え付け時に大きな鉢を使うと過湿によって立ち枯れを起こしやすくなるので注意しましょう。
また冬越しさせた株は、春先に根鉢を半分から1/3程度落として新しい用土で植え替えてください。
春から秋に庭植えする場合は、水はけのよい場所に植えてください。

剪定

終わった花はマメに花柄摘みを。冬越しチャレンジする場合は、10月に株元から30cmくらいを残して切り戻し剪定をいます。

病害虫

カイガラムシが発生することがあるので、注意してください。

増やし方

クロッサンドラは挿し木で増やせます。5月~9月に茎を2節ほど残して切り、切り口から出る白い乳液を洗い流し、赤玉土(単用)や、バーミキュライトなどの清潔な用土にさしてください。
立ち枯れを起こしやすいので、1~2年に1回さし木で株を更新するとよいでしょう。

【クロッサンドラ(クロサンドラ)】園芸家の評判は?

クロサンドラは花穂の下から順番に花を咲かせる決まりはないようで、どこからつぼみがふくらんで、かがり火のように花穂をおおいながら咲いていくのか、見ていると楽しい花です。

クロサンドラを10株植えてみました。
マンションの居住者や通行人の皆さんに喜んでもらえればと思います

花のつく穂が苞(ほう)に覆われているのがわかります。
同じキツネノマゴ科のパキスタキス・ルテアやベロペロネ(コエビソウ)とも似ていますね。

植物Fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。